米外為市場サマリー:低調な米経済指標を受け一時134円00銭台に軟化

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 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円24銭前後と前日に比べ50銭弱のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=147円27銭前後と同30銭強のユーロ安・円高だった。
 
 この日に米フィラデルフィア連銀が発表した4月の製造業景況指数がマイナス31.3と前月から8.1ポイント悪化したほか、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が24万5000件と2週連続で増加したことで、米景気の悪化を懸念したドル売り・円買いが先行。全米不動産協会(NAR)が発表した3月の中古住宅販売件数が前月比2.4%減の444万戸にとどまったことも影響した。低調な米経済指標を受けて米長期金利が低下するなか、日米金利差の縮小が意識されるかたちでドル円相場は一時134円01銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0970ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安だった。



出所:MINKABU PRESS