東京に本社を置く、化粧品の製造企業の新たな生産拠点が、矢板市内に完成し18日、落成披露式が行われました。

 矢板市こぶし台の工場に新棟を建設したのは、化粧品製造業の東色ピグメントです。

 現在、宇都宮市と矢板市に工場があり、このうち矢板工場の北側に新棟を建設しました。完成した新棟は、延べ床面積がおよそ8500平方メートルで、化粧水などのスキンケア化粧品の製造から仕上げまでを一貫して行います。

 昨年末から操業が始まっていて、従業員数はおよそ200人です。生産能力は化粧品の中身の生産量ではこれまでの2・5倍から4倍、充填数量では最大4倍を見込んでいます。

 矢板市の齋藤淳一郎市長をはじめ、関係者などおよそ110人が出席して行われた落成披露式では、鴫原靖宏社長が「一人一人が、そして組織が一人前に近づき、結果を出していきたい」と決意を語りました。

 続いて、完成した新棟の化粧品の材料の混合室や秤量室、仕上室などがお披露目されました。