東京・浅草と日光・鬼怒川エリアをつなぐ東武鉄道の新しい特急列車「スペーシアX(エックス)」が今年(2023年)7月に導入されるのを前に16日、報道関係者に公開されました。

 現在運行しているスペーシアから33年ぶりに「フラッグシップ=自社の顔」としてデビューするスペーシアXは、日光東照宮の陽明門に塗られた「胡粉(ごふん)」をイメージした白が基調で、窓枠は鹿沼組子など沿線の伝統工芸品を連想させるものになっています。

 コンセプトは「ワンランク上の日光観光の象徴」そして「多様性」です。

 客室は6種類もあり、運転席のすぐ後ろにある最大7人で貸し切る「コクピットスイート」をはじめ、個室やプレミアムシート、さらにホテルのラウンジのような席も用意されています。

 様々なニーズに対応し、国際観光都市・日光を目指す外国人観光客にも「乗った瞬間から観光が始まる新しい旅を提案したい」と関係者は話しています。

 スペーシアXは、今年(2023年)7月15日から東京の浅草と東武日光・鬼怒川温泉の区間を2往復から4往復運転します。