統一地方選挙の後半戦が栃木県内では16日から始まり、この日告示された那須塩原市長選挙では、現職の渡辺美知太郎氏以外に立候補の届け出はなく、渡辺氏が無投票で再選を果たしました。

 立候補が締め切られた直後の午後5時から行われた報告会には、地元選出の国会議員や県議会議員などが出席しました。40歳の渡辺氏は元参議院議員で、前回2019年に当時の現職市長の死去に伴い行われた市長選挙で、保守分裂の一騎打ちを制し初当選を果たしました。

 今回は自民、公明、国民民主から推薦を得たほか、地元選出の県議会議員や市議会議員ほぼ全員の支援を受け、無投票で再選しました。

 あいさつに立った渡辺氏は、2期目の最大の取り組みとして県北の玄関口となるJR那須塩原駅前の再開発を進めることを挙げました。

 民間活力を導入するため行政と企業、市民による協議会を立ち上げて基本構想を検討し、コロナ禍後の那須塩原市を作っていきたいと力を込めました。