海運株が業種別値上がり率で断トツに、配当権利落ち後の調整から立ち直る◇

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 日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>など大手をはじめ海運株が軒並み高、業種別騰落(TOPIXベース)で33業種中、断トツに買われている。海運は高配当銘柄の宝庫で特に大手3社の配当利回りの高さは全市場を通じて群を抜いている。配当権利落ち後に株価はいったん調整を強いられたものの、前週から戻り足に転じた。24年3月期の業績見通しは、絶好調だった前々期や前期の反動もあって減収減益を余儀なくされそうだが、株価は今期の業績見通しについてかなり織り込みが進んでいる。また、配当利回りだけでなくPBRの低さも際立っており、各社とも株価指標面から時価は依然として割安圏に位置している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS