6日の米株式市場では、NYダウが前日比2.57ドル高の3万3485.29ドルと小幅に続伸した。
 
 この日発表された米新規失業保険申請件数は予想に比べ、雇用情勢の悪化を示す内容となり、景気の先行きに警戒感が強まった。ただ、米長期金利の低下観測からハイテク株が値を上げた。7日の米雇用統計の発表を控え売買の一巡後は様子見姿勢も強まった。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>が高く、グループ傘下のグーグルが検索エンジンに人工知能機能を追加する計画と報じられたアルファベットC<GOOG>が値を上げた。ユナイテッドヘルス<UNH>やプロクター・アンド・ギャンブル<PG>などディフェンシブ株がしっかり。半面、テスラ<TSLA>やJPモルガン<JPM>が値を下げたほか、エクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>が軟調。ネットフリックス<NFLX>やシスコ・システムズ<CSCO>が下落した。

 ナスダック総合株価指数は、91.095ポイント高の1万2087.957と4日ぶりに反発した。

出所:MINKABU PRESS