暴力団員を装ってパチンコ店から出てきた男性に声をかけ、コインロッカーに入れさせたバッグを盗んだとして43歳の男が再逮捕されました。同様の被害は全国で100件以上あるということです。

住居不定・無職の男(43)は1月、JR横川駅のコインロッカーから現金約36万4000円などが入ったバッグを盗んだ疑いがもたれています。

警察によりますと、男はパチンコ店から出てきた会社員の男性(41)に暴力団員を装って「知人にぶつかっただろ、謝罪してくれ」と声をかけ、ぶつかった相手が来ると貴重品をとられる恐れがあるなどと言って、「貴重品は持たないほうがいい」「コインロッカーに預けたほうがいい」などと言葉巧みにコインロッカーにバッグを預けるよう促したということです。

男性がJR横川駅のコインロッカーに財布などが入ったバッグを預けると、男性を駅の外に誘導し男性が持っている鍵と事前に用意した別の鍵をすり替え、隙を見てコインロッカーを開けてバッグを盗み出したということです。

同じような手口による被害は2013年以降、関東から九州にかけて100件以上あるということです。

男は容疑を認めていて余罪についてもほのめかしているということです。