『レジデント・エイリアン』シーズン2、ネイサン・フィリオン出演が実現した理由

2023年3月5日 12時0分

ピーター・ホーガン原作、スティーブ・パークハウス作画の人気コミックシリーズの実写化となる『レジデント・エイリアン～宇宙からの訪問者～』（原題：Resident Alien）。現在、日本ではシーズン1がNHKで放送中だが、そのシーズン2に『キャッスル　～ミステリー作家は事件がお好き』のネイサン・フィリオンが出演。このキャスティングが実現した意外な経緯について、米SYFY WIREが伝えた。

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シーズン2で『ファイヤーフライ』リユニオンが実現

本作が描くのは米国の小さな町で起きた殺人事件で、保安官が検視を依頼したのは医師の姿を借りたエイリアンだった...という展開。このドラマで主人公のエイリアンことハリーを演じるのはアラン・テュディック。ネイサンとは、2002年に放送されていたカルト的人気を誇るSFドラマ『ファイヤーフライ　宇宙大戦争』で共演した経験がある。

クリエイターでショーランナーのクリス・シェリダンはSYFY WIREのテレビインタビューに応じ、ネイサンのカメオ出演はアランのアイデアだったことを告白した。

「ある時、アランに“違う声をやってみないか”と相談したんです」とシェリダンは回顧。続けて、「その会話の中で彼からネイサン・フィリオン（の起用）を提案されたと思います。素晴らしいアイデアだと思い、彼に連絡を取って興味があるか確認したのです。ネイサンに連絡を取ると、彼は乗り気になってくれました。最近多くの人がやっているように、彼は自宅で録音してくれました。アドリブを交えて本当に面白いことをやってくれました」とアランの提案からネイサンの出演が実現したことを明らかにした。

そんなネイサンが声を務めるのは、シーズン2第1話から複数のエピソードにわたり登場するoctopus 42というキャラクター。ハリー（アラン）と出会うのは、タコだけに食事中のアジア系レストランの水槽だ。実は、シーズン1でもタコのキャラクターで声優を務めていたが、その時はクレジットに名前が載っていなかった。