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日南線沿いの東九州道 いよいよ延びる

 国土交通省 宮崎河川国道事務所は2023年2月3日、東九州自動車道の清武南IC〜日南北郷IC間17.8kmが3月25日(土)に開通すると発表しました。


清武南IC〜日南北郷IC間の赤木橋、建設中の様子(画像:宮崎河川国道事務所)。

 これにより、2018年に開通済みの日南北郷IC〜日南東郷IC間(9km)と接続。宮崎道と接続する清武JCTから、JR日南駅の近くまで東九州道が延伸します。海岸線に沿う国道220号に対して山側にバイパスが形成されます。なお、清武南ICから南は通行無料です。

 国道220号は異常気象時の事前通行規制区間が存在し、過去15年間で79回の全面通行止めが発生していたといいます。また、その4割は津波浸水想定区域であるため、東九州道の開通により災害に強い代替路ができるということです。

 宮崎市から日南市にかけては、県内有数の観光地が点在するほか、日南の南の油津港には世界最大級のクルーズ船(22万トン級)が受け入れ可能な岸壁が整備されており、東九州道の開通による観光振興も期待されています。

 なお、日南から南は、JR日南線とほぼ並行するルートとなる見込みです。南郷〜串間に未事業化区間を残すものの、鹿児島県内の志布志ICまでの全通に向け、複数の区間で事業着手しています。開通すれば、日南線が被災した場合の代行輸送ルートとしても活用されると考えられます。