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 VfBシュトゥットガルトはナウィル・アハマダが、クリスタル・パレスに移籍することを発表した。少なくとも金銭的には2021年にユベントスから150万ユーロで獲得していた同選手を、およそ1200万ユーロで売却できた事は良いディールとして評価できるものだろう。ただ今冬より指揮をとるラバディア監督が、「決して望ましいものではない」と漏らしたように、今季中盤の主軸を担ってきたアハマダの移籍は残留争いの最中にあるチームにとって大きな痛手だ。

 今季17試合に出場して2得点をマークしていたアハマダについて、ヴォールゲムートSDは「加入以来ずっと非常にポジティブな成長を遂げてり、その結果で注目を集めてオファーを受けていた」と明かし、「競技面でみればぜひとも残留してもらいたかった。だがクラブとして財政面から目を逸らすことなどできない。それが今回の決め手になってしまったんだよ」と言葉を続けている。クリスタスパレスとの契約期間は2026年夏まで。

 ただその一方でシュトゥットガルトではそれに先駆けてすでに、資金の一部を運用して戦力補強を行なっており、ウニオン・ベルリンから原口元気、ベンフィカ・リスボンからギル・ディアスをそれぞれ、約100万ユーロの移籍金で獲得。さっそく両者とも火曜夜のドイツ杯16強で出場を果たしており、特に後者は終盤からの出場で値千金となる同点弾を決める活躍を披露。その後の逆転勝利につなげて見せた。

Der #VfB und Crystal Palace haben sich auf einen sofortigen Transfer von Naouirou #Ahamada verständigt. Für den Londoner Club wird der 20-jährige Mittelfeldspieler künftig in der Premier League auflaufen.

Zur Meldung https://t.co/0W6ZjahRNc

- VfB Stuttgart (@VfB) January 31, 2023