目を見開きショック状態の飼い犬(画像は『Katherine Kennedy 2022年11月24日付TikTok「It was quite the first 24 hours」』のスクリーンショット)

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病院で麻酔をかけられ、目覚めた時に去勢されていたとしたら相当のショックであるに違いない。このほど去勢手術を受けた直後の犬の様子を捉えた動画が拡散、犬に同情するコメントが多数寄せられた。動画は昨年11月に投稿されたものだが、今月に入って『The Mirror』などが伝えている。

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米ミネソタ州ラムジーに住むキャサリン・ケネディさん(Katherine Kennedy)が昨年11月24日、TikTokに去勢手術後の愛犬“チャンス(Chance、2)”の様子を収めた動画を投稿したところ、これまでの再生回数が1580万回を超えた。

チャンスは昨年9月10日に2歳の誕生日を迎えたオーストラリアン・シェパードのオスで、動画には「手術後の最初の24時間は本当に大変だったわ。チャンスは私が今まで出会った中で最もリアクションが大きな犬よ。最初から最後まで動画を楽しんでちょうだい!」と言葉が添えられている。

実は手術後、キャサリンさんが動物病院にチャンスを迎えに行くと、部屋の奥から犬の遠吠えが聞こえてきたそうで、カメラは病院の廊下を映し出し、キャサリンさんがスタッフに「もしかしてあの犬は一日中ああやって鳴いていたの?」と質問している。そして「そうよ」と言われると、「オーマイガー、あれは私の犬よ!」と溜息交じりに答えているのが聞き取れる。

カメラが次に映し出したのは車の助手席に座るチャンスで、目を大きく見開き、放心状態のまま辺りを見回しており、キャサリンさんが「大丈夫?」と声を掛けている。しかし術後の痛みからか、体が硬直しているようで「僕にいったい何が起きたの?」とチャンスの気持ちを代弁したキャプションが入る。

さらにカメラは冷たい雪の上にうずくまって動かないチャンスにズームイン、キャサリンさんは「歩くこともオシッコもしないのよ」と状況を説明、生気を失ってしまったかのような愛犬に困惑している様子であった。

キャサリンさんは当時のことを「動物病院から自宅に戻るまでの間ずっと、チャンスは不快そうな表情をしていたの。そしてその後3日間、私によそよそしい態度を取り続けたのよ」と振り返り、このように続けた。

「自宅でのチャンスはケージの中で遠吠えを続けたわ。あの時のチャンスはまるで、戦争を3回経験してきたかのようだったの!」

ちなみにこの動画には「私は大爆笑してしまったけど、ハグしてあげて!」「これは悲劇でもあり喜劇でもある」といった声のほか、チャンスに同情する次のようなコメントが寄せられた。

「『ママ、いったい何をしたんだ!』と言っているのかも。」
「『これは裏切りだよ』と言いたそうな顔ね。」
「なんだか悲しそうだよね。」
「怖い目で睨みつけているようだ。」
「怒りで睨んでいるのではなく、トラウマで怯えているんだよ。」
「『僕の大切なものを返して!』と言いたいのかも。」
「心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされるかも。」
「私は去勢をする獣医だけど、オーストラリアン・シェパードは特に、手術後のリアクションが大きいんだ。ハスキーもそうだけどね。」
「私のオーストラリアン・シェパードは去勢後、3日間歩かなかったよ。」
「私の場合、手術後の飼い犬に2日間無視されたわ。」
「動物病院で3年間働いているけど、ほとんどの犬が同じような反応をする。ショックは相当なものだと思う。特に麻酔から目覚めた時にね。」
「動物病院にやってきた犬は他の犬たちの恐怖や不安を感じるんだよ。それだけでもストレスだろうね。」
「これは麻酔のせいもあるのだろうね。」
「リアクションが大きいわけではないと思う。これは人生を変える手術で痛みを伴うもの。飼い主が心のケアをしてあげたことを祈るよ。」
「かわいそうに。痛みもひどかったのでしょうね。」

なお過去には、犬が飼い主の赤ちゃんの胎動に気づいた瞬間の様子が捉えらえ、その表情に注目が集まっていた。犬は目がどんどん大きくなり、ダランと垂れていた耳がピクピクと動き始めたという。

画像は『Katherine Kennedy 2022年11月24日付TikTok「It was quite the first 24 hours」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)