井納翔一(写真:アフロスポーツ)

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今季限りで巨人を退団し、現役続行を希望している井納翔一が2022年12月15日、自身のツイッターを更新。27日に横浜市内のホテルでトークショーを開催することを発表した。

「来年はどうするのかズバリ聞きたい!」

井納は投稿で「参加者の皆さまと楽しい時間を過ごせるように準備していきます!」と意気込んだ。添付された資料によると、チケット販売枚数は150枚で、19時から2時間の予定で開催される。参加料金は税込み5000円だ。

「11月8日に行われた12球団合同トライアウトのマウンドにいた井納翔一投手。あれから今日までの話を聞きたい!そして、来年はどうするのかズバリ聞きたい!8年間所属していたベイスターズ、2年間所属したジャイアンツ、ここだけの話も聞かせてもらおう!!」

と書かれており、「ゲストに質問をして直接トークできるチャンスがあるかも!?お客様全員に直筆サイン色紙もプレゼントです!!」と予告している。

井納は20年オフに巨人にFA移籍したが、移籍1年目の昨年は先発、救援で結果を残せず、プロ入り後最少の5試合登板で未勝利に終わった。今季は、8月6日のヤクルト戦(神宮)で移籍後初勝利を挙げたが、7試合登板で1勝1ホールド、防御率1.80でファーム暮らしが長く、来季の戦力構想から外れた。

「井納らしいと言えば井納らしい」

わずか2年間の在籍で巨人を退団し、11月8日に行われた12球団合同トライアウトに参加したが、吉報は届いていない。今回のトークショー開催にSNS上では驚きの反応のほか、「現役続行を目指すなら、こういうイベントをやるべきではないのでは」と心配するような指摘、「去就が決まっていないから練習しろというのはナンセンス。きっちり練習した上でイベントを開催するなら問題ない」との声もある。

スポーツ紙デスクは「去就が決まっていない選手がトークショーを開催するのは異例ですが、井納らしいと言えば井納らしい。もしかしたらこのイベントで重大発表があるのかもしれませんね」と語る。野球人生の岐路に立たされた右腕の決断は――。(中町顕吾)