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AOKIホールディングスの代表取締役社長の東英和氏が12月6日付で同職を退任し、取締役副社長の田村春生氏が昇格した。東氏から一身上の都合で辞任の申し出があったといい、同氏は代表権のない取締役副社長に就任。東氏は今年5月の就任からわずか約5ヶ月でトップを退いた。

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 新社長の田村氏は、横浜銀行の横浜シティ支店の支店長や、アニヴェルセルの取締役管理本部長と専務取締役を経て、2006年にAOKIホールディングスに入社。2010年から同社の取締役副社長を務めていた。

 AOKIホールディングスは、今年8月に東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事の会社を巡る資金受領事件において、前代表取締役会長 青木拡憲氏、前代表取締役副会長 青木寶久氏、専務執行役員 上田雄久氏の3人が贈賄の容疑で逮捕された。これを受け、9月にガバナンス検証・改革委員会を設置。現在は原因究明や再発防止策を検討し、信頼回復に努めている。