大人の男としての色気を全身から放つ、Kis-My-Ft2の北山宏光さん。そんな彼がプライベートで通うのは、意外にも気軽な “町鮨 ”だという。

今回、北山さんをお連れしたのは、うってかわって、新宿に誕生した“イノベーティブ鮨”。

唯一無二のユニークな逸品の数々は、斬新かつ新鮮。北山さんも心躍る様子だ。

2回に渡ってお送りしている、北山さんの記事の後編。

▶前編はこちら:「アピールは得意じゃない」北山宏光の後ろ姿が語る、“男が惚れる男”とは?

【後編】
■北山さんの心を掴んだ、“イノベーティブ鮨”の魅力

※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


大人の男を満たす“新しき鮨”は、新宿にあり


今年4月に新宿にオープンした『鮨 こう介』。和の技術と鮨を融合させた新奇なる体験ができると早くも話題だ。

若き店主の熱い思いと創意性をふんだんに詰め込んだコースは大人の心をしっかりとつかむ。


西新宿の異空間といっても過言ではない。地下に広がる静謐な隠れ家


周囲のにぎわいに背を向け、地下へと続く階段を下りる。扉を開けると出迎えるのは着物姿の女将、そして凛とした佇まいが美しい檜のカウンターだ。

地上と地下、その動と静のコントラストに、初めて訪れたものは少し戸惑うかもしれない。だが同時に、隠れ家としてその存在が際立っていることにも気づくはずだ。

オープンしてまだ4ヶ月と少し。新店ではあるが、『鮨 こう介』は早くも感度高き大人たちを引き寄せている。



のどぐろを大葉とチーズとともに湯葉で包み、天ぷらにした「のどぐろの湯葉包み」。牡蠣20kg分から抽出した高濃度の出汁と絡め、ひと口でいただく。「食べた瞬間、旨みが口の中に広がります。美味しすぎる!」と北山さんも悶絶の表情。残った出汁にシャリを追加して混ぜて食べる二段変化もたまらない

枠にはまらぬ逸品たちは、店主の確かな和の技術と創意性から生み出された


大将の安部憲介さんは、麻布十番の名店『鮓 ふじなが』で料理の考案に携わったという、すご腕だ。

また、和食の料理人としてのキャリアも持つゆえに、一品料理へのこだわりも半端ではない。

目指すのは、他では食べられない唯一無二という意味での“イノベーティブ鮨”。




洋食のアミューズから着想を得た「ミルフィーユ」。

シュー生地に赤酢が効いたシャリ、まぐろ、甘海老のヅケ、いくら、うに、キャビアを重ねる。




「トロタクキャビア」の味付けは醤油ではなく“ツメ”を使用。4ヶ月熟成させたイタリア産キャビアをアクセントに。




表は縦、裏は横に50以上の刃入れを施す「大トロ」。口に入れた瞬間とろける。

「おまかせ」(25,000円)より。


10種以上の出汁を組み合わせ、想像を超えた旨みを引き出す

鰹、昆布、のどぐろ、きんき、甘鯛、鱧、牡蠣、帆立、しじみ、蛤、鶏肉、さらに冬ならすっぽん、ふぐなどからも出汁を引いている


素材と出汁を独自の感性で組み合わせ、高濃度の“旨み”を引き出すその技は、手練れの大人たちをも唸らせる。

「まだまだ進化の途中。気を引き締めて精進していきます」。新宿を代表する鮨へ、期待は高まるばかりだ。




数々の星付きレストランでの経験を持つ。そののちに日本料理を学び、鮨の世界へ。36歳という若さで独立した。

最近、身体づくりのためキックボクシングを始めたとか。


▶前編はこちら:「アピールは得意じゃない」北山宏光の後ろ姿が語る、“男が惚れる男”とは?

■プロフィール
北山宏光 1985年生まれ、神奈川県出身。2002年、ジャニーズ事務所に入所。2011年、Kis-My-Ft2でCDデビュー。バラエティやドラマなど多方面で活躍し、9月上演予定の舞台『Endless SHOCK』にも出演予定。29枚目のシングル『Two as One』は、メンバーの玉森裕太主演のドラマの主題歌として好評発売中。

▶このほか:「身も心もとろけました♡」中村アンも大満足!白金の“暗がり鮨”が話題




東京カレンダー最新号では、北山宏光さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、北山さんが考える“先輩と後輩の関係性”とは?

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