カラシビ党でもキツイ! 業務スーパーの鍋スープ『酸菜魚(サンツァイユ)』は刺激を求める人に試してもらいたい
業務スーパーで販売されている『本格四川酸菜魚』をご存じでしょうか。
酸菜魚(サンツァイユ)とは、中国の鍋料理の一つ。青菜の漬物(酸菜)と魚の切り身を花椒が効いた辛味スープで煮込む四川料理だそうです。本品は白身魚を投入するだけで作れるレトルト品ですが、強烈な塩辛さで好みを選ぶ一品となっております。
業務スーパー|本格四川酸菜魚|267円
業務スーパーにて267円(税込、税抜248円)で販売中。3〜4人前分の鍋用調味料(酸菜・粉末調味料・調味液)が入っており、内容量は338g。合計カロリーは382kcal(炭水化物 34.0g、食塩相当量 35.5g)。神戸物産が中国から輸入・販売する商品になります。
使い方は?
作り方はちょっと独特。まず本品とは別に好みの白身魚を用意します。『白身魚フィレ』(500g・367円)などの冷凍品を解凍して使ってもOK。食べやすい大きさにカットしたら、本品の粉末調味料と料理酒を加えて10分ほど漬け置きします。
魚を漬けているあいだに、酸菜を開封して鍋やフライパンなどで3分ほど炒めます。火を通して香りが出てきたら、ここに水を1300mlを目安に加えて沸騰するまで加熱します。
沸騰したら、最後に残った辛味噌の調味液と漬けておいた白身魚を投入。お好みで青ねぎを散らして器に盛り付ければ完成です。
どんな味?
からし菜の塩漬けをメイン具材に、唐辛子、花椒、八角、ウイキョウ、シナモンといったスパイスを効かせた辛味スープです。シャキシャキしたからし菜は塩気がとにかく濃厚。そこに花椒の鋭いシビレ感が続き、スープ全体に刺激強めの味わいが行き渡っています。
どっしり厚みのある香りに、発酵感のある酸味が独特の華やかさを足しており、かなり複雑な風味。淡白な白身魚で舌を休めつつ、スープの個性をじっくり味わうタイプの鍋料理ですね。
本場の味とは比較できないものの、正直言って塩辛さが強すぎて食べづらい感じ。塩抜きが必要なのかと勘違いしてしまうほど強烈です。入れる具材が白身魚だけでは、スープの主張を受け止めきれない印象があります。
レシピには記載されていませんが、もやしや白菜などの水分が多い野菜を加えたり、水を多めに調整するのがおすすめ。辛味が苦手なら避けるのが無難ですけど、インパクトのある鍋に仕上がりますよ。
特徴をまとめると以下のようになります。
からし菜などの野菜の塩漬けと各種スパイスを合わせた鍋用調味料セット独特の酸味と塩気に花椒のシビレ感が続く、複雑だけど刺激が強い味付け個性的な奥深い味わいだけど、激辛好き以外は水や具材を多めにして作りたいクセのない辛味スープが好みなら『本格四川火鍋 麻辣ベース』(220g・321円)がおすすめ