マツコを脅かす「5年で身長6センチ減」の異変…専門家は骨粗しょう症を指摘
「おしっこヤバいの、今。寝てるときがヤバい」
「50歳だよ? ウチの親父よりヒドいからね? 90歳の親父よりも介護状態……」
8月15日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でこう語ったマツコ・デラックス(49)。番組内でマツコは90歳になる自身の父親よりも“お漏らし”が頻発し、深刻化していると告白。「おしっこしたい夢を見る」とも明かし、「こんな話テレビでしだしたらおしまいだね」と嘆いていた。
今年10月で、満50歳となるマツコ。これまで存在感ある体軀と歯に衣着せぬ物言いで、お茶の間の人気を博してきた。ところが“生誕半世紀”を目前に控え、変化が訪れたという。
「話す内容に、加齢ネタが増えてきたんです。50歳間近となり、老いを感じることが増えたといい、急激に体の衰えも気になり始めたといいます」(テレビ局関係者)
同番組の収録では今夏、こんなハプニングがあったという。番組関係者は言う。
「マツコさんは収録直前に突然喉の痛みを訴えたんです。スタジオにお客さんが入った後だったのですが、撮影は中止になりました。その後、PCR検査を5日間で4回受けたものの全て陰性でした。マツコさんは感染防止対策を万全にしていたにもかかわらず、そんな症状が出たので、免疫力にも不安を感じたといいます。
また昨年3月にはぎっくり腰になったと告白。足腰が弱っていると痛感しただけでなく、医師からは『このままだと将来歩けなくなりますよ』と告げられたそうです」
身体機能に体力、そして免疫力ーー。マツコに課題は多い。前出のテレビ局関係者は言う。
「一時期、マツコさんはダイエットに取り組んだこともあったと聞きました。1日1食と6リットルの水のみで、自宅では服を着ずに過ごすという“全裸ダイエット”で20キロの減量に成功したそうです。ですが、すぐにリバウンドしてしまったとか。というのも、食事は楽屋弁当やウーバーイーツで、栄養のバランスがよくなく、しかも一回の食事で一般人の5〜6倍は食べるそうです。加えて大のお酒好きです。運動にも興味がなく、基本的に自宅と仕事場の往復を繰り返し、長年、不健康な暮らしを続けていたそうです」
■食事量は人並みに減らし、お酒も控えるように
そんなマツコだが、ここ最近になって、本格的に“肉体改造”に打ち込んでいるという。
「不定期ではありますが、自宅近辺にあるジムへ通い始めたんです。マツコさんの健康を長らく気にかけていた所属事務所も“全面バックアップ”しているそうです。今はウオーキングを中心に取り組んでいますが、筋トレやボディシェイプにも意欲的だそうです。
さらにプロのトレーナーを紹介してもらい、炭水化物中心の食事からタンパク質や緑黄色野菜を中心にしたものに切り替えるよう指導が。カロリー計算もしてもらうそうです。いまや食事量も人並みにして、お酒も控えていると聞いています」(前出・テレビ局関係者)
今回のマツコの“一念発起”には、50歳という節目の年齢だけでなく、体のある“異変”が影響したという。
「もともと180センチほどあった身長が、この5年ほどで5〜6センチ縮んでしまったそうです。専門家からも『身長が縮むのは体に決していいことではない』と言われ恐怖すら感じたといいます。これこそが、生活習慣を見直すようになった大きな理由だそうです」(前出・テレビ局関係者)
実際、マツコは今年4月に放送された『月曜から夜ふかし』で、「年に1センチペースで縮んでいって、今は175センチ切りました」
と発言。スタジオでは思わず、どよめきが起こっていた。一般的に、身長が2センチ縮むだけでも体に深刻な危機が潜んでいる可能性があるとされている。
■専門家は「身長減は加齢や筋力の衰えが原因。40歳過ぎたら注意を」と
そこで本誌は、『柏の葉整形外科リハビリテーションクリニック』の山田睦雄副院長にマツコの“縮小”について聞いた。
「背が縮むということは、背骨の骨と骨の間にある椎間板が潰れてきているからかもしれません。レントゲンを撮らないとわかりませんが、骨粗しょう症で骨が潰れてきて、背が縮んだりということも考えられます。骨粗しょう症ならば治療しないと悪化しますし、骨が潰れてくると背中がどんどん丸まって曲がってしまう『円背姿勢』になることもあります。
さらに身長が縮むと身体全体の姿勢が崩れ、身体の片側だけ痛くなったり、腰痛や背中の痛みが出たり、筋肉の柔軟性におけるバランスが崩れたりも。姿勢が崩れることでほかの四肢の関節にも影響が出て、日常生活に支障を来す可能性もあります」
さらに骨だけでなく、内臓に影響が出ることもあるという。
「背中が丸まることで、腹部内臓のスペースがどんどん圧迫されます。放っておくと、食欲が低下して不調を来すリスクがあります。身長が縮むのは加齢やそれに伴う筋力の衰えが原因であると考えられます。40歳過ぎたら注意したほうがいいでしょう」(山田副院長)
50歳の節目で、体からの危険サインに真剣に向き合うことにしたマツコ。この“変心”を周囲も応援しているようだ。
「マツコさんは成人男性2人分もある大柄な体形。その体で、レギュラー番組6本を誇る多忙さです。唯一無二のキャラクターで、穴を開けられたら、代わりになる人は誰もいません。一時期、右目の充血が目立ってきていました。高血圧だと聞いているのでスタッフは皆、心配していました。ですからマツコさんが体のメンテナンスに取り組んでいると聞き心からよかったな……と。今年に入ってから顎の肉が少し減って、顔色もよくなったと思います」(制作関係者)
50歳はまだまだ働き盛り。肉体改造で“背筋が伸びた”マツコのよりパワフルな言動に期待したい。