オーシャンSを制し4年4か月ぶりの重賞制覇を果たしたジャンダルム(撮影：下野雄規)

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　前走の北九州記念(GIII)で17着だったジャンダルムは(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)は、10月2日に中山競馬場で行われるスプリンターズS(3歳上・GI・芝1200m)を目標に調整される。

　ジャンダルムは、父Kitten's Joy、母ビリーヴ、母の父サンデーサイレンスという血統の米国産馬。父は、米GIを2勝し、2度の北米リーディングサイアーに輝いた名種牡馬。母は2002年のスプリンターズS(GI)と2003年の高松宮記念(GI)をはじめ1200m戦で10勝を挙げた快速馬として知られた。

　2017年9月に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューを迎え、初陣を白星で飾ると、続くデイリー杯2歳S(GII)で重賞初制覇。同年12月に挑んだホープフルS(GI)では2着に好走した。翌2018年に皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)と牡馬クラシック路線にも出走し、以後はマイル以下の路線に舵を取った。

　2020年のニューイヤーS(L)で3つ目の白星を飾り、その後リステッド競走を2勝。2022年のオーシャンS(GIII)では4コーナーから徐々に進出を始め、逃げ粘るビアンフェを競り落とし、のちに高松宮記念を制するナランフレグの追撃を振り切って4年4ヶ月ぶりの重賞制覇を果たした。通算成績は28戦6勝。