核兵器廃絶を訴え続けた被爆者 坪井直さんの名 原爆死没者名簿に記帳 広島市
核兵器廃絶を訴え続け、去年10月に96歳で亡くなった坪井直さんの名前が原爆死没者名簿に記帳されました。
去年亡くなった坪井直さんは県被団協の理事長を務めるなど、生涯を通じて世界へ核兵器廃絶を訴え続けた被爆者です。
29日は、来月6日に奉納される原爆死没者名簿に坪井さんの名前が書き加えられました。
原爆死没者名簿は去年の8月6日以降に申請があった亡くなった被爆者の名前の記帳が進んでいて、28日までに4869人の追加が決まっています。
22年間記帳を続ける被爆者 中本信子さん「戦争はいけん核兵器はいけん、原爆はいけんと世界に訴えられたことは(被爆者として)ありがたかったと思うし、坪井先生のお名前を書かせてもらってとても誇らしく思っています」
記帳は来月5日まで行われ、6日の平和記念式典で原爆慰霊碑に納められます。