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 お肉のイメージが強いスーパー『ロピア』。実は「日本橋魚萬」という自社ブランドをもち、鮮魚や寿司、漬け魚など魚介にも強いのをご存知でしょうか?

 色々とご紹介したい商品はあるのですが、土用の丑の日(7月23日・8月4日)が目前ということで、最寄りの『ロピア』に「うなぎ」をチェックしに行ってきました。

うなぎの長焼きコーナー(ロピア平塚ユニディ店)。陳列されていたのは中国産、鹿児島・宮崎産 [食楽web]

 うなぎは、冷蔵の平台に陳列された長焼きコーナー、海鮮丼などが並ぶ寿司コーナー、常温惣菜が並ぶコーナーの3カ所に置かれていたので、各売り場からひと品ずつチョイス。早速、自宅で味わってみました。

激安うな丼、豪華な姿寿司、とろける深蒸しうなぎを食べ比べしてみた!

「うなぎ丼」637円、「うなぎ姿寿司(竹)」1079円、「うなぎ長焼き(深蒸し)」2376円

 筆者が選んだのはこちらの3品。気軽なランチにもぴったりの「うなぎ丼」(限定品)と、見た目が豪華で8切れ入り「うなぎ姿寿司(竹)」、“チーフ推奨品”の文字に引かれて選んだ「うなぎ長焼き(深蒸し)1尾入」は宮崎産のうなぎが使われています。

激安でもボリューミー!「うなぎ丼」

やや小ぶりのどんぶりだが、計ってみると408gとなかなかのボリューム!

 中国産うなぎの蒲焼きがのったこちらの「うなぎ丼」。同じ中国産のうなぎを使用した某有名牛丼チェーンのうな重(1枚盛り)は1097円でうなぎやごはんの量などは異なると思われますが、それでも700円でおつりがくる『ロピア』の「うなぎ丼」は激安。気軽に手を出せる価格がうれしいです。

どんぶり仕立てのうなぎにはタレと山椒が付いているのでお好みで

 お値段なりで身が薄いのでは? と思いましたが、ご覧の通り、ふっくら厚みがあります。ちなみに惣菜コーナーに「うな丼」(755円)、「うな丼(上)」(1382円)が陳列されていたので、売り場担当者にうなぎの違いを尋ねると、同じうなぎが使われているとのこと。お値段は単純にうなぎとごはんの分量の違いでした。

一尾丸ごと使った人気の品「うなぎ姿寿司」

大きく艶やかな蒲焼きの長さは約24cm、酢飯が覆われて見えない

 土用の丑の日に限らず、総菜コーナーで人気があるのが「うなぎ姿寿司」です。うなぎの蒲焼き一尾がそのままのった押し寿司のような商品で、こちらのうなぎも中国産、ほのかな酸味の酢飯には国産米が使われています。

 ちなみに平塚ユニディ店では、8切れ入りの「竹」は毎日売り場に並ぶ人気商品。土用の丑の日近くや休日には、よりインパクトの大きい12切れ入りの「松」も登場するそうです。

満腹必至につき家族や仲間とシェアして食べるのもおすすめ

 こちらの商品にはタレや山椒は付いていませんが、酢飯にもタレの味が付いているので、味がもの足りないということはありません。うなぎの厚さもしっかりあって食べ応え抜群。お好みで粉山椒をふるのもよし、わさびをちょこんとのせて醤油を少量垂らすと、清涼感がプラスされ引き締まった味わいになりおすすめです。

ひと手間で旨さ倍増! とろける食感の「深蒸しうなぎ」

一尾の長さは約28cmと申し分のない大きさ

 ここまで中国産のうなぎが使われた2品をご紹介してきましたが、「やはり国産うなぎが食べたい!」。そこで選んだのが、売り場イチ押しの「うなぎ長焼き1尾入(深蒸し)」です。柔らかさを追求し、徹底的に“蒸し”にこだわった長焼きで、とろける食感が楽しめるのだとか。

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 ちなみに長焼き売り場には、おすすめのうなぎの温め方が掲示されており、「一般的に使われがちな電子レンジは、機能やうなぎの大きさによりうまくいかないのでおすすめしません」とのこと。せっかくなので『ロピア』が推奨する方法で温めてみることにしました。

身崩れする可能性があるので素早くサッと洗い流す

 まず初めにびっくりしたのは、長焼きをコーティングしているタレを流水で洗い流すこと。味が濃く粘度が高いタレを落とすことで、うなぎの味わいがダイレクトに感じられるようになるのだとか。

 フライパンにこびりつく恐れがあるので、裏側の皮目を洗うのも忘れずに。洗い終わったら、キッチンペーパーで水分を拭き取っておくといいですね。

皮目の洗いが甘いとフライパンにこびりついてしまうので注意

 フライパンを中火で温め、小さじ1程度のサラダ油を入れ、洗ったうなぎを入れたら適量の酒をうなぎとフライパンにふりかけ、すぐに蓋をして弱中火で3~5分蒸し焼きにします。フライパンの違いやうなぎの大きさにより、焼き時間や油の量を調節するとよいでしょう。

長焼きにタレは付いていないので、『ロピア』で購入したミニボトルのタレをかけました

 どうでしょう、見るからにふっくらと焼きあがりました。味わってみると、驚くほど柔らかく、ふんわりしていてびっくり。とろけるような食感で、まるでお店で味わううなぎでした。ひと手間で劇的に美味しくなるので、この方法を覚えておくとよさそうです。

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 自宅で手軽に味わえる『ロピア』のうなぎ3選、いかがでしたでしょうか。近年の卸値の高騰で、店頭や専門店でも価格の見直しを迫られていますが、それでも『ロピア』は間違いなくお買い得。今年の土用の丑の日はぜひ、『ロピア』で購入した“おうちうなぎ”を楽しんでみてください。

(撮影・文◎池田実香)