営業は2時間半のみ！絶品フライ定食が味わえる噂の行列店『三河屋』（西麻布）で「ミックス定食」を食べてきた

2022年7月16日 10時51分

食楽web

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　東京・西麻布に「絶品なフライ専門店がある」という噂を耳にした筆者。そのお店こそ、旨い定食を求める人で行列ができる老舗の定食屋『三河屋』です。

　創業は1930年。肉屋からスタートし、途中から定食も提供するようになるとそれが大好評。高級店などが点在する西麻布の中では貴重な定食屋として人気を呼んでいます。2021年の「定食百名店」にも選ばれ、数多くのグルメ通を唸らせています。

　営業時間は11:30～14:00だけ。早い時は13:00前に閉店してしまうこともあるのだとか。そう聞くと、期待値も爆上がり。早速味わいに訪れてみました。

シンプルなフライメニューの第1位は「ミックス」

［食楽web］

　お店を訪れたのは12時半頃でしたが、並ぶことなくすんなり入店できました。カウンター5席、テーブル席3卓と、こじんまりした店内は既に満員。サラリーマンの集団や一人様、女性2人組など客層はさまざまで、ほとんどの方が「ミックス」定食を楽しんでいました。

　お昼の定食は8つ。コロッケ、名物・メンチ、ハムかつやみそかつなど、定番のフライメニューがずらりとラインナップされています。その中でも人気なのはやはり「ミックス」とのこと。もちろん筆者も一択で注文したところ、ものの5分程でテーブルにやってきました。

ボリューム満点！　一番人気の「ミックス」フライ定食の実態は

「ミックス」1200円

　お皿いっぱいに盛られた圧巻のミックスフライ定食が登場。ハムカツ半分、ささみカツ1つ、ミニコロッケ2つに、棒状になった名物のメンチカツが1本！　初めて見るメンチカツの形状と大きさに圧倒されつつ、他のフライも負けない存在感。肉汁あふれる断面に、今にもかぶりついてしまいそうです。

　定食にはご飯とお味噌汁、お漬物が付いています。キャベツとご飯はお代わりもできます。

揚げたてで衣サクサク、ジューシーの三位一体

　トップバッターは、ハムカツ。ひと口食べた瞬間、隣の人にまで聞こえてしまいそうなほど、サクッと衣のいい音が響きました。揚げたてなのは承知の上ですが、「揚げ方に必殺技でもあるの？」と思ってしまうほど、完璧なサクサク感です。油でギトギトした感じもなく、揚げ物にありがちな食べ進めるほどにしつこさが増すこともなし。

　懐かしさあふれる鮮やかなピンク色のハムに親しみを感じつつ、あっという間にハムカツを食べ終えました。