「殺すぞ」発言の西宮市長がFacebookでマスコミの取材姿勢を批判 - BLOGOS編集部
※この記事は2018年01月06日にBLOGOSで公開されたものです
兵庫県西宮市の今村岳司市長は、取材に訪れた読売新聞の記者に「殺すぞ」などと発言したと報じられた。これを受け、5日に記者会見を開き、自身の発言を暴言と認め、「謝罪する」と述べた。
会見後、今村市長はFacebookで一連の経緯を説明し、マスコミの取材姿勢を批判した。今村市長のFacebookの内容は、以下の通り。
きのう新聞記者に暴言を吐いたことが大きく報道されているようなので、
きょう会見をおこないました。
昨年末、すでに休みに入っている日に、
ある記者が自分が妻と住んでいる自宅にまでやってきました。
私有地にまで入ってきて「市長の進退云々」と取材を試みました。
私は、いちばんに引退することとその理由を伝えるべきは職員と考えていましたし、
そもそも退去を命じているにもかかわらず私有地にいたので、
話すつもりはないから帰れと言いました。
そしてすぐ市長室を通じて新聞社に抗議を申し入れました。
(あとで調べましたが、私の土地は囲繞していないので"住居侵入罪≒不法侵入"にはあたらないようです。"所有者が退去を命じているにもかかわらず私有地に侵入した"が事実です。ただ、私は訴えようと思っていたり逮捕しようとしたりしたわけではないので、私には大きな問題ではないです。ちなみに会見では「不法侵入」と先に言ってしまったので「私有地に侵入」と言い換えています。これは明確に事実なので。)
そしてきのう。
その記者は、私が幹部に対して話をした直後に、
私の進路を遮るようにレコーダーを持って取材をしようとしてきました。
私は、まずは彼から謝罪を受けられると思っていたので腹を立てて暴言を吐いてしまいました。
午後には彼の上司とも話し、年末のことを彼から謝罪していただけるなら、
暴言について彼にも謝罪しよう、そうすれば笑顔で握手もできるだろう、と話しました。
暴言を吐いた彼には申し訳ないと思っていますし、
抗議文については謝罪文を返しています。
ただ、私と当該新聞社及び記者の問題であって、他の報道機関は関係ないです。
きょうの会見でも挑発してさらに何か引き出そうという記者がたくさんいましたが、
さらに挑発に乗って彼らの欲しいものを提供するつもりはありません。
昨年末の記者の行為を通常の取材行為だという関係者もいましたが、そうは思いません。
取材の名の下にあらゆる暴挙が許されるとは思っていませんし、
報道の名の下にあらゆる侮辱行為が許されるとは思っていません。
そして私も公人だから何をされてもしかたないとは思っていません。
きょうも会見のあとエレベーターに乗り込む私にカメラを強引に寄せてきたカメラマンがいました。
ちゃんと座って会見を開いたのだから、写真を撮りたければそれで足りたはずです。
私にまた暴言を吐かそうと仕向けようとした挑発行為のつもりだったと思います。
そして私を含むあらゆる国民は、これらの行為に対しては効果的な対抗手段を持ちません。
そもそも彼らは何のためにこれらの行為をするのかも理解できません。
私がきのう記者に対して吐いた暴言に対して謝罪のつもりがあることと、これらは別問題です。
きのう私が幹部に話している一部始終には記者も取材で入っていました。
そしてその原稿も直ちにWEBに公開しています。
閉じたところで秘密に発言しているわけでもなく、じゅうぶんに情報公開しています。
それをもとにじゅうぶん記事は造っていただけるはずで、追加で話すものなどありません。
そもそもきのう記事になったのは暴言の件ばかりで、訊かれるはずのことはすべて話したにもかかわらず、
引退についての詳細の記事はほとんどありませんでした。
仕事始め式が終わったあとに殺到した彼らが欲しかったものは何だったのかよくわかりません。
内容についてはあの場で幹部に話した以上でも以下でもないですし、
直接話す機会をいただく場ではその方々にたいしてお話しをさせていただいています。
いずれにしても、自分自身のたいせつなメッセージを報道機関を通じて発信することはありません。
曲げて伝えられたくないメッセージはこうして自分自身で発信します。
きのうの日程。
0830 副市長MTG
0845 庁議
1000 仕事始め式
1100 教委仕事始め式
1300 宮っ子Jリーガー祭
1600 中央病院仕事始め式
きょうの日程。
0830 副市長MTG
0900 裁判関連
0930 記者会見
1000 国保答申受け
1030 交通関連打ち合わせ
1115 来客
1130 防災関連レク
1145 来客
1230 会合
1400 議会関連
1500 会合
1800 会合
1830 会合
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