【5周年企画】2013年上半期、橋下大阪市長、慰安婦問題について外国特派員協会で会見【BLOGOSで振り返る日本の政治・社会】 - BLOGOS編集部
※この記事は2014年10月10日にBLOGOSで公開されたものです
※10月5日でBLOGOSはサイトオープンから5周年を迎えます。本シリーズでは、2009年から現在までの政治、社会の動きをBLOGOS上で当時話題を集めたエントリと共に振り返っていきます。(BLOGOS編集部)2013年は1月には、アルジェリアにおいて天然ガス精製プラントが武装派イスラム勢力に占拠されるという事件が起きた。人質の中には、日本人も含まれており、在外邦人の安全保障やメディアの報道姿勢をめぐって大きな議論を巻き起こした。中でも被害者の名前を実名で報道するかどうかについては、ネット上で様々な意見が交わされた。
記者サイドからは、実名報道の理由として、「何よりの弔いになる」「事件を公的なものとして歴史に刻むため」といったことが挙げられていた。確かに後日に事件の全容を明らかにする中で、親族の同意があった上で公表することもできるかもしれない。しかしながら、それがストレートニュースでやる必要があるのか。ご本人や遺族のプライバシーを脅かしてまでマスに知らせる必要がある情報なのか。この二点には疑問を挟まざるを得ない。また、4月には橋下徹大阪市長の慰安婦に関する発言が大きな波紋を呼び、橋下市長は外国特派員協会で会見を開くこととなった。朝日新聞の誤報が明らかになった後で、改めて読んでみると、また違った感想を抱くかもしれない。 この問題についても橋下氏はTwitterを存分に利用して反論を行った。アルジェリアテロ報道に見るメディア業界の非常識
波風を立て、批判を受けることは国益に反すると。だから黙っておけと。違う。認めるところは認め、主張するところは主張しなければならない。慰安婦についても日本の政治家が声を上げなかったから、いつの間にやらナチスドイツのホロコーストや奴隷制度と同じ扱いになってしまった。この他、大阪桜宮高校における体罰問題や、柔道女子選手15人が、監督やコーチの暴力やパワハラを告発する文書をJOCに提出していた問題などが注目を集めた。慰安婦についても日本の政治家が声を上げなかったから、いつの間にやらナチスドイツのホロコーストや奴隷制度と同じ扱いになってしまった。-2013年7月13日(土)のツイート
■5周年企画・BLOGOSで振り返る日本の政治・社会
・2009年下半期、民主党・鳩山由紀夫政権の誕生
・2010年上半期、小沢・鳩山のダブル辞任で菅直人政権が発足
・2010年下半期、ネットの影響力が現実社会に波及した尖閣衝突映像流出事件
・2011年上半期、3.11の発生と東京都知事選
・2011年下半期、相次いだ閣僚の舌禍事件
・2012年上半期、生活保護をめぐる議論が沸騰
・2012年下半期、政権交代再び、年末の総選挙で自民党が圧勝