上野樹里('19年・ドラマ打ち上げにて)

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 今年3月をもって大手芸能事務所・アミューズから独立し、Don-crewと業務提携という形を取って個人で再スタートを切った女優・上野樹里。現在は4月期の連続ドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)で主演を務めているが、5月に入ってからは、TRICERATOPSのボーカルを務める夫・和田唱の騒動の“フォロー役”に回り、業界内外で一目置かれていたようだ。

【写真】上野樹里の姉はシンガーソングライター・上野まな

和田は奥田民生にキレていた

 このゴールデンウィーク期間中、音楽ファンを中心にネットを騒がせた和田。彼が率いるTRICERATOPSは、4月29日〜5月1日に開催されたロックフェス「ARABAKI ROCK FEST.22」の2日目に参加し、そのステージにはレミオロメン・藤巻亮太やGRAPEVINE・田中和将、ユニコーン・奥田民生などがゲスト出演していたが、和田は5月2日にTwitterを更新して、

《ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ?それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題ありだと思う》

《周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ。みんなが言わないんだから俺が言う。以前は尊敬してたけどね》

 などと投稿。この時点では名指ししていなかったものの、ネット上では「自分も現地にいたけど、あのステージで泥酔していたのは奥田民生」「和田がキレている相手は、奥田民生ですね」などと話題に。

 和田はその後のツイートで、

《民生さんと直接やり取りができた。民生さんは謝罪をしてくれた。俺も思ってることをハッキリ伝えた。一連のツイートは消すことにします。俺は、シャイだけどカッコいいOT先輩が見たかったんだ。昨日ツイートせずにいられなかったのは『あの感じ』がまかり通ってる風潮に怒りを覚えたからです》

 とつづり、やはり当該人物は奥田であったことを明らかにした。

「和田によれば、すでに奥田と話がついており、謝罪もしてもらったということですが、同騒動について、ネットユーザーの間で賛否両論が飛び交っていました。和田の主張を“もっともだ”と受け止める者もいれば、“民生さんが先輩だから直接言いにくかったのかもしれないけど、わざわざTwitterで騒ぎにした和田も、なんだかな〜”といった反応を見せる者も」(音楽誌ライター)

上野樹里が“自由に動ける”理由とは

 なお、和田が削除する前のツイートには、一般ユーザーから“泥酔するようなミュージシャンをステージに呼んだのは和田側ではないのか?”という主旨のリプライがついていたのだが、これに対し、和田の妻である上野が登場して、「ゲストに呼んだのは唱さんじゃありません。イベント側です」と説明。この展開は、一部ネット上で「上野樹里まで出てきた!」と注目されていた。

「奥田側の謝罪が報告された後も、ネット上の音楽ファン、特に奥田ファンの中には、和田へのモヤモヤを抱えたままの者も少なくない様子。

 一方、上野に関しては事実を補足しただけなので、これといって叩かれていませんし、業界内ではむしろ『下手に首を突っ込めば“飛び火”する恐れもあったのに、それでも夫をフォローした勇気はすごい』と感心する声も聞こえてきます。和田の立場からしても、妻が公に味方してくれてさぞ心強かったでしょう」(同・前)

 そんな上野といえば、昨年、同じく女優の戸田恵梨香と水川あさみが“不仲説”を否定するSNS投稿を行った際も、自身のTwitterで「水川あさみちゃん、戸田恵梨香ちゃん、偉いよ!最高だよ」などと称賛し、彼女たちを上手にアシストしていた。

「このように、上野はもともと自然にフォローやアシストができるタイプですけど、今春の独立によってさらに自由な動きが可能となったのでしょう。だからこそ、夫の騒動にも躊躇なく介入できたのでは。上野は今後ますます、公私にわたって周囲から頼りにされる存在となっていきそうです」(スポーツ紙記者)

 ちなみに、TBSで主演中の『持続可能な恋ですか?』についても、本来起用される予定だった戸田が降板したため、上野が代役を引き受けた……という経緯が報じられていたが、結果として同ドラマはネット上で概ね好評。上野は女優業でも、しっかりと局を助けてあげられたようだ。