バルセロナ戦に出場したMF久保建英【写真:Getty Images】

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バルサ戦でベンチスタート、後半14分に途中出場し果敢にゴールへ迫る

 マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間5月1日、ラ・リーガ第35節・バルセロナ戦(1-2)で後半に途中出場。

 見せ場は限られたが、ハビエル・アギーレ監督は「素晴らしい仕事をした」と、賛辞を送っている。

 久保にとっては、カンテラ(下部組織)時代を過ごした古巣との一戦。2試合ぶりのベンチスタートとなったなか、0-2とリードされて迎えた後半14分に途中出場を果たすと、バルセロナに押し込まれながらも果敢に相手ゴールへ迫った。

 同28分、ペナルティーエリア内左へ侵入し、グラウンダーのクロスを供給。さらに同30分には、途中出場のMFイ・ガンインが右サイドを突破すると、パスを受けた久保が中央からミドルシュートを狙うも、相手に当たりゴール枠には飛ばなかった。

 敵地で1-2と敗戦を喫したなか、31分間プレーした久保はボールタッチ12回、枠内シュートゼロと見せ場は少なかったものの、アギーレ監督はそのパフォーマンスを称賛。マジョルカ地元紙「Diario de Mallorca」は、試合後の会見コメントを報じている。

「タケは非常にバランスの悪い選手だというのが正直なところです。特定のミッションを与えると鎖につながれてしまうからだ。片方のサイドに閉じ込めてはいけないのです。それでも私は彼が好きだった、彼は素晴らしい仕事をした。彼のパフォーマンスが好きだった」

 敗れたマジョルカは勝ち点32の16位で、降格圏の18位グラナダとの勝ち点差はわずか1ポイント。1部残留へ負けられない試合が続くなか、久保のさらなる奮起へ期待が懸かる。(FOOTBALL ZONE編集部)