なんと「カンケリ」専用缶が登場!ちなみにプラ製です

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子どもの頃に遊んだことがあるかもしれない「カンケリ」。缶を守る側と、隠れて缶を蹴る側に分かれて行う遊びです。そのルーツは1300年以上前の「ことろことろ」という鬼ごっこの元祖的遊びにあり、戦後に普及した昭和の子どもたちの遊びでした。しかし、時は平成から令和となり、カンケリに適した広さの遊び場は縮小。重要アイテムである空き缶も、缶が薄く改良されていくことでカンケリに適さなくなり、今となっては絶滅の危機に瀕しています。

そんな中、これまで多くのボードゲームを手掛けてきたオインクゲームズが「カンケリ専用カンセット」(2200円)を発売。これまでの「カンケリ」のシンプルな面白さはそのままに、新たにルールをまとめ、遊びやすいパッケージにまとめられています。

今回、オインクゲームズが開発したカンケリ専用カンはなんとプラ製。ただし、現在のカンケリに不向きな薄い缶とは異なり、蹴りやすい大きさにこだわっています。

またカンはアイテム一式を収容するパッケージを兼ねており、中に遊び方の説明書や、親を決めるくじ10本、ペグ1本と紐1本などを収納できます。

また、カンケリは作者がいない伝承ゲームのため、ルールが地域によって変わったり忘れ去られやすいもの。そこで、一般社団法人鬼ごっこ協会の協力を得て、ルールをまとめ直しているのもポイントです。今回まとめられているルールの概要は「ひとりが親になり、それ以外が鬼」「親はカンを守りながら、隠れている鬼を見つけ、カンのそばで名前を呼ぶ」「鬼は親から隠れながら、名前を呼ばれる前にカンを蹴ることを目指す」など。ルールの詳細やアイテムの使用方法については説明書に記載されています。

さらに、日本の鬼ごっこの歴史から「カンケリ」を解説した本「カンケリのデザイン」もセットになっています。

2022年4月23〜24日に東京ビッグサイトで開催される「ゲームマーケット2022春」で特別価格2000円で先行発売。その後、4月29日から公式オンラインショップで販売が開始される予定です。大人になった今、令和版に改良されたカンケリを家族や仲間と楽しんでみるのも一興では?

>> オインクゲームズ

<文/&GP>

 

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