大山ケーブルへアクセス向上「大山バイパス」3月全通 バスもすれ違いやすく
大山詣でやハイキングのアクセス道路が快適になります。
伊勢原大山ICからほぼ直結
全通間近の大山バイパス(画像:神奈川県)。
神奈川県は2022年2月22日(火)、伊勢原市で建設を進めている「大山バイパス」について、3月20日(日)14時に全線開通すると発表しました。
大山バイパスは、大山阿夫利神社の参道で、大山ケーブルへのアクセスを担う県道大山板戸線をバイパスする、約3kmのバイパス道路です。
丹沢・大山地域への玄関口であり、県内の主要な観光ルートのひとつであることから、2020年で一日あたり約3600台の交通があるほか、バスも多く通行しています。しかし現道はセンターラインの無い狭隘な道路で、車のすれ違いも困難であることから、ラッシュ時や観光シーズンを中心に渋滞が発生していました。
県は1991(平成3)年に事業着手し、2011(平成23)年までに大山側の約1.6kmが供用済み。伊勢原駅北口から大山ケーブル下まで直行する、神奈中バスの「伊11系統」などがこのバイパスを経由しています。今回、残る市街地側の約1.4kmが今回開通します。
バイパスの南側起点は、大山板戸線の石倉橋交差点から200mほど南に入った場所に新設される交差点。新東名の伊勢原大山ICから取り付け道路を通じてほぼ直結する形です。そこから大山小学校西側まで、狭隘な旧道をバイパスして2車線道路で快適に走行可能となります。