“ミラノダービー”でイブラを欠くミランだが…指揮官は「それでも我々は強い」

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 セリエA第24節インテル戦を5日に控え、ミランのステファノ・ピオリ監督が前日会見に臨んだ。4日に、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 伝統の“ミラノダービー”を目前に控えたミランには、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチの欠場という不安材料がある。2020年1月にミラン復帰を果たして以降、イブラヒモヴィッチが“ミラノダービー”出場を逃すのは初めてのこと。今シーズン、セリエAで15試合に出場して8得点2アシストを記録するなど、40歳になった今も衰えを見せないエースの負傷離脱は大きな痛手だ。直近のリーグ戦2試合では1分1敗と白星を獲得できずに順位を3位に落としたミランだが、指揮官は首位に立つインテルとの一戦に向けて自信を見せた。

「我々は首位を争っており、それこそが重要だ。引き続き競争力を持たないとね。1月23日の第23節ユヴェントス戦(△ 0−0)では、最後のゴール前数メートルでの精度が少し足りなかった。明日はそれを見つけなければならない」

「ダービーだということ、また上位チーム同士の対戦だということで、非常に重みのある一戦だ。インテルはとても順調に事を進めていて、素晴らしい継続性を持っている。残念ながら我々には負傷者が出てしまい、まだ自分たちのベストを出し切れていない。でも、まだまだやれるさ。勝てば大きな自信と前向きな気持ちが芽生えるし、そして強さを得ることができる。重要な勝ち点3を獲得したいね」

「イブラを欠く初めてのダービー? たしかに我々は彼と一緒に大きく成長してきたが、今度は彼がいなくても強いということを示さなければならない。我々には経験豊富な(オリヴィエ・)ジルーがいるし、成熟度、存在感、準備も万端だ。イブラはいないけど、いなくても我々は強いよ」

 現在、インテルとミランの勝ち点差は「4」。注目の“ミラノダービー”は5日、インテルの本拠地『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』で行われる。