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ダカールラリー2022 クラス優勝

執筆:Hideaki Hamasaki(浜先秀彰)、AUTOCAR JAPAN編集部

国内最大規模となるカスタマイズカーの祭典、「東京オートサロン2022」には多くの自動車メーカー、パーツメーカーが出展を行ったが、その中でも注目の1つであったのが「トーヨータイヤ」だ。

【画像】トーヨータイヤ・ブース【オートサロン現地写真】 全34枚

ブースのテーマは「クロスオーバー」で、同社のブランドステートメントである「まだ、走ったことのない道へ。」を表現。


東京オートサロン2022のトーヨータイヤ・ブース。競技車両が多く展示されていることもあり、モータースポーツのイメージ強い。

トーヨータイヤはモータースポーツへの参加に積極的なメーカーで、過酷なフィールドで培われた技術・ノウハウを市販製品へとフィードバックしている。

会場ではそんなモータースポーツ直系ともいえる「オープンカントリーM/T-R」、「プロクセスTR1」という走り好きには見逃せない2つのニューモデルがお披露目された。

ランクルには、オープンカントリーM/T-R

「オープンカントリーM/T-R」はダカールラリーに参戦する「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のために開発されたモデルで、すでに2021年12月から発売されている。

オープンカントリーシリーズ最高の悪路走破性と耐外傷性能を有し、ダート路面、サンド路面どちらでも優れたハンドリング、トラクションを発揮する。


オープンカントリーM/T-Rは、LT285/70R17 116/113P(写真)、195R16 C 104/102Qという2サイズがラインナップされている。

会場に展示されていた「TLCランドクルーザー200」には、LT285/70R17 116/113Pサイズを装着。

そして、その能力の高さを実証するように1月1日〜14日にサウジアラビアで開催された「ダカールラリー2022」において、オープンカントリーM/T-Rを装着した「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のランドクルーザーが、市販車部門でクラス優勝を飾った。

プロクセスTR1、非対称トレッドで発売へ

また、「プロクセスTR1」はかつての人気モデル「プロクセスT1R」の進化版に位置づけられ、欧州で鍛え上げられたストリート・スポーティタイヤ。

2022年春の国内発売が予定されている。


「T1R」の進化版となる「プロクセスTR1」が今春の発売を前に披露。デザイン性にこだわったトレッド面に注目。オートクラフトのGR86は街乗りからサーキットまでこなせるオールラウンダー仕様。

プロクセスT1R譲りのロングスラントグルーブが目を引く大胆な非対称トレッドパターンに加え、先進的なコンパウンド技術を採用。

サーキットからストリートまで快適な走りを楽しめる力強いグリップ力と優れた排水性を備えている。

会場に展示されていたデモカーは「オートクラフトGR86」で、225/40R18 92Yサイズを装着する。

カスタムの裏話、ご夫婦のクルマ事情も

また一般公開日には、クルマ好きとして知られるヒロミさんと、モータージャーナリストの竹岡圭さんによるトークセッションを開催。

ヒロミさんが18歳から重ねてきた愛車(そして廃車!)の遍歴、ご夫婦のクルマ事情、プロクセスを履くマツダ3のカスタム裏話が披露された。


一般公開日となる週末には、YouTuberとしても活躍中のヒロミさんによるトークショーが開催された。

こちらの様子はトーヨータイヤのウェブサイトで期間限定で公開されており、D1GPのドライバー陣、そして同社ブランドアンバサダーの川畑選手・能戸選手のトークショーも視聴することができる。

フィールドを問わず、ユーザーが思い描く走りを実現するニューモデルの登場が続く2022年。今年もトーヨータイヤから目が離せない。