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 海産物が美味しい季節になりました。この時期は東北や北海道へ足を運ぶ機会も増えることでしょう。函館や札幌は飛行機に乗って1時間30分ほどで到着しますので、グルメ旅行にも人気のエリアです。

 そこで今回は、札幌市と函館市の地元客が激推しする4店舗をご紹介。ぜひ、北海道旅行の参考にしてください。

知る人ぞ知る! 1皿120円から食べられる回転寿司店『くっちゃうぞ』

 札幌市にある今ドキめずらしい個人経営の回転寿司店『くっちゃうぞ』。1990年創業で、周辺に住む地元客からは厚い信頼を得て、札幌市民の中でも知る人ぞ知る名店です。人気の秘訣は、令和とは思えないほど良心的な価格。皿のほとんどは120円か220円で食べられます。職人の握り方も絶妙で、ネタもちゃんと厚みがあります。

 唯一高額だったのが「大トロ」(440円)。とろけるように甘く、極上の大トロを2貫440円で食べられることにも度肝を抜かれました。さらに、1杯120円の「かに汁」や「あら汁」も器一杯によそってもらえます。値段を気にせず、好きなネタを食べられる夢のような回転寿司。胃袋も懐具合もきっと満足することでしょう。

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●SHOP INFO

店名:くっちゃうぞ

住:北海道札幌市厚別区厚別西四条4-8
営:11:00~21:45(最終入店21:15、L.O.21:30)
TEL:011-895-6222
休:なし

函館市民のソウルフード「ステピ」は老若男女に愛されるハイカラな味

 元町や五稜郭など主要な観光地からは離れていますが、函館市民が愛するソウルフードが食べたくなったら、ぜひ『Jolly Jellyfish(ジョリージェリーフィッシュ)』に足を運んでみてはいかがでしょうか? 1982年創業のアメリカンレストランで、名物は「ステーキピラフ(通称ステピ)」。ランチタイムや夕飯時はあっという間に満席になってしまいますので、少し時間をずらしたり、テイクアウトの予約をするのもおすすめです。

「ステピ」は北海道産の野菜、牛肉、お米、バターとシンプルな構成ながら、こだわりぬいた一皿。秘伝の醤油ベースの特製ソースがミディアムレアの牛ステーキにたっぷりかかっています。ステーキの下には、トラピストバターで炒めたピラフが敷いてあり、肉とソースとの一体感を楽しめますよ。

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●SHOP INFO

店名:Jolly Jellyfish

住:函館市東山2丁目6-1 South Cedar DRIVE INN内 1F
TEL:0138-86-9908
営:11時~22時
休:なし

旬のクロマグロを食べるなら「クロマグロ専門工房 鮪斗」はマスト!

 函館と言えば、海産物も抑えておきたいグルメ。駅前の朝市や赤レンガ倉庫周辺にある「はこだて海鮮市場」などが定番ですが、滞在期間に余裕があれば『クロマグロ専門工房 鮪斗』にぜひ、立ち寄ってみてください。

 函館駅からバスで30分ほどの場所にある「MEGAドン・キホーテ函館」内には、『どんぶり家 鮪斗』があり、「マグロ丼」が500円で食べられます。本店ではイートインのほか、物販コーナーや、テイクアウト用の御造りや握りの注文も可能。12月から2月はちょうどクロマグロのベストシーズンですので、ぜひ食べてみてください!

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●SHOP DATA

店名:どんぶり家 鮪斗

住:北海道函館市美原1-7 MEGAドン・キホーテ函館店B1F
TEL:0138-42-7588
営:11:00~14:30(LO)、物販は~19:00
休:無休

函館市民の胃袋を支える! 老舗精肉店『阿佐利』の「コロッケ」

 函館ならではの風景の一つに、路面電車があります。「ちんちん電車」という愛称で親しまれ、現在は復元した「箱館ハイカラ號」も走っています。この市電を函館駅から乗って「宝来町」駅を目指すと、1901年より営む老舗精肉店『阿佐利(あさり)』が見えてきます。

1個85円

 1階は精肉店、2階はすき焼き専門店として営業。ランチタイムなら「すき焼きランチセット」が1500円(税込)で楽しめることもあり、予約必至の人気店です。1階精肉店の名物は、1個85円の「コロッケ」。ほとんどの人が10個単位でまとめ買いするので、前もって電話予約しておくのが吉! 挽肉の旨みと粒感がじゃがいものなめらかな甘みと相性バツグンで、ごはんのおかずにもビールのお供にもなる名品です。

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●SHOP DATA

店名:阿佐利精肉店

住:北海道函館市宝来町10-11
TEL:0138-23-0421
営:11:00~21:00(※ランチメニューは平日11:00~13:30まで)
休:水曜

(撮影・文◎亀井亜衣子)