年越しそば、いつ食べる? 女性約200人に聞いた「年越しそば最新事情」

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年越しそばって毎年食べていますか? 大みそかの何時ごろ食べますか? 20代〜30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、「年越しそば」についてをリサーチしました。イマドキの年越しそば事情を紹介します!

女性約200人の「今どき年越しそば事情」

気づけばあと数日で2021年が終わりますね。大みそかといえば、何を思い浮かべますか? その年の最終日、紅白歌合戦、除夜の鐘…。いろいろありますが、年越しそばを挙げる人も多いのではないでしょうか。そもそも、年越しそばとは、大みそかまたは節分の夜に食べる蕎麦なのだそう(広辞苑より)。夜に食べるもの、とありますが、筆者の周囲では「昼に食べる」という声も。実際にみなさんは大みそかのいつ食べているのでしょう。ということで、20代〜30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に、今どきの年越しそば事情を聞いてみました。

ここまで食べる前提で進めていますが、もしかして年越しそば自体食べない? なんてこともなきにしもあらずなので、まずはこの質問から。

Q. 今年は年越しそばを食べますか?

7割近くの女性が「食べる」と回答。日本の伝統文化、習慣は、とりあえず守られているようです。気になるのは、「わからない」と答えた約3割。聞いた時期が早かったのかもしれませんが、当日の気分によったりするのでしょうか…。もしかして、ラーメンやうどんと迷っていたり!?

それはまた別の機会に詰めるとして(?)、では、本題にいきましょう。

Q. 年越しそばは、何時ごろ食べますか?

「大みそかの夜」と「夜食」を含めて約6割強の女性が、広辞苑に書かれた習わし通りに夜に年越しそばを食べていることがわかりました。ですが、昼派も2割いますね。また、その他に票を入れた人は、「義実家で食べるのでいつになるかわからない」(31歳・会社)や「いつも食べるタイミングが難しいと思う」(34歳・会社員)という声が。つまり、その他と昼派を合わせて3割強の女性は、夜に食べることにはこだわっていない、もしくはこだわれない、ということになりますね。

続いて、夜派、昼派それぞれの具体的な理由をご紹介します。まずは、多数派から。

夜ごはんに食べます

「いろいろ掃除をしていたらきっと夜になっていそうです」(29歳・会社員)

「今年の大みそかは一人で過ごす予定なので、特にこだわりがなく。夜ご飯くらいに食べておくか〜くらいの感覚です」(29歳・会社員)

「早めの夜ごはんにおそばを食べています。子どもが小さいので早めにすませて寝かせて、大人はそのあとおつまみを食べながらテレビを楽しむので」(28歳・主婦)

「紅白を流しながら、母が年越しそばを作ってくれます」(34歳・専門職)

「旅行先なのでお部屋でカップのそばを食べます。国内で年越しするときはだいたいカップ」(34歳・自由業)

1人目のコメントに激しく同意。また、小さいお子さんのいる家庭は、とりあえずイベントごとは子どもに体験させたいですものね。子どもに合わせて早めの夜ごはんは大いに納得です。

夜食にしてます

「大みそかはずっと起きているので、しゃぶしゃぶなど夕食を食べたあと、夜中に食べることが多いです」(34歳・自営業)

「いつも深夜のお腹が空いた時間に食べてます」(32歳・自由業)

「18時くらいから早めにすきやきやしゃぶしゃぶなどを食べて、紅白が終わる頃に準備をして年越しの直前にそばを食べるのが我が家の恒例です」(35歳・会社員)

「食べるタイミングが間違っていますが、元日の深夜12時の初詣をした後に親戚みんなで食べています。小さい頃は何も疑わず素直に食べてましたが、成長して間違ってることに気づき親に伝えたものの『うちはこれでいいの』とのことで変えてくれませんでした(笑)」(33歳・会社員)

就寝2時間前は胃に何も入れない! 夕飯は18時までに終わらせる! なんて日頃のストイックなダイエットはどこへやら。大みそかくらいは無礼講といったところでしょうか。夜食派の方々の声にあるように、大みそかは夜遅くまで起きている人が多いよう。夜が長いぶん、食べるタイミングも深い時間になりがちなんですね。

最後は、昼派の方々の意見。

昼ごはんに食べています

「ぎりぎりまで作るのをめんどくさがって、昼に外に食べに行くけど、混んでて疲れて帰宅し、『来年は家で食べたいね』ってやり取りを毎年やっています」(32歳・クリエイティブ職)

「実家近くにあるおいしいおそば屋さんで天ざるそばを食べるのが恒例。夜はテレビを観るので昼に行きます」(33歳・会社員)

「親任せで毎年決まっていないが、お昼が多い」(32歳・会社員)

「夜は、テレビを見たりしてバタついてしまうのでゆっくり昼に食べます」(27歳・デザイン)

「夜は家でゆっくりしたいので、お昼においしいお蕎麦を食べに行きます」(28歳・公務員)

筆者はこれまで夜派でしたが、昼派のコメントを見ると、今年はこのように過ごしたい欲が出てきました。プロの作るそば、おいしいですよね。夜はテレビにかじりついてたいですよね。広辞苑には夜とあったけれど(しつこい)、食べる習慣は残しつつも、現代に合ったタイミングで食べていいのでしょう。

以上、女性約200人に聞いた「年越しそば最新事情」でした。多くは夜に食べるけれど、昼に食べる人も一定数いることがわかりました。そしてそれはストレスが減る大みそかの過ごし方でもある、とも捉えられそうです。あなたはいつ食べますか。何はともあれ、2022年を健やかに迎えましょう!

文・田中亜子

©yoko obata/Getty Images

文・田中亜子 グラフ制作・王悠夏