4列シート車に2席の「完全個室」つけました!

兵庫の全但バスが導入する「完全個室付き高速バス」

 兵庫県北部を拠点とする全但バスが2021年12月28日(火)から、個室を備えた高速バスの運行を始めます。


全但バスの高速バスブランド「ラグリア」の車両イメージ(画像:全但バス)。

「LuxRea(ラグリア)」のブランド名で展開される同社の高速バスのうち、大阪〜城崎温泉線、大阪〜湯村温泉線(1月中旬頃から)に「グリーンルーム」の名称で個室シートが2席導入されます。4列シート車の8席を取り外し、床から天井まで達するパーティションで仕切られた個室が据え付けた形で、扉を閉めることもできる「完全個室」だそうです。

 個室には個別にモニターも備えられており、観光動画や様々なコンテンツをARグラスで視聴できるサービスや、バスの車外4方向のカメラ映像を鑑賞できる「バスビュー」の実証実験も2月28日まで実施されます。

 これらは兵庫県豊岡市の芸術文化観光専門職大学とのワークショップを通じて生まれたアイデアで、KDDIも協業して行われます。

 個室シート「グリーンルーム」の利用料金は、実証実験中、運賃にプラス1000円です。

 ちなみに、個室仕様などの豪華志向の高速バスは2010年代にいくつか登場しています。