栃木県は19日に新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、警戒度レベルの判断に使う指標や目安を見直し、病床の使用数などの状況を重視するとしました。

新型コロナウイルス感染症を巡ってはワクチンの接種が進むなど、このところ新規感染者が低い水準で推移しています。

こうした中、感染への警戒をしつつ経済社会活動を維持していくため県は国の警戒度レベルに準じた新しい指標や目安を使用すると発表しました。

これまでは1から4までの5つの「ステージ」を使用していましたが、これからは「病床使用数の予測」などを踏まえた0から4までの5つの「レベル」で運用されます。

現在の状況はもともとのステージ1から2・5に相当するレベル1、「維持すべきレベル」に当たります。

レベル2は「警戒を強化すべきレベル」でこれまでのステージ3に相当しますが、レベル1から2への移行の基準は県独自で設定したということです。

緊急事態措置となっていたステージ4が新しいレベル3に当たり、新しいレベル4はこれまでに県内では経験のない緊迫した事態に相当するということで、基準は示さず、状況を見てレベルの移行が判断されます。

福田富一知事は引き続き、対策を徹底するよう呼び掛けました。

また、GoToイートキャンペーンで県が発行している食事券について期間が延長されることが発表されました。 販売は来年1月31日まで、利用は来年2月いっぱいまでそれぞれ延長されます。