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 揚げたてのとんかつや唐揚げを美味しく味わえる定食メニューが大人気のチェーン店『松のや/松乃家』では、ただ今“松のやで、世界の味”シリーズの第2弾メニュー「チキンキエフ定食」を提供しています。

 7月に販売されて好評を博した「エスカベッシュ風アジフライ(定食)」に続く今回の「チキンキエフ」は、東ヨーロッパのウクライナ共和国ではお馴染みの伝統料理。同国の首都である「キエフ」が名前に入る(※諸説あり)ほどの定番オブ定番メニューで、バターを鶏の胸肉で巻き、衣をつけてサクッと揚げた“ウクライナ版チキンカツレツ”…とのこと。

 日本では全くといっていいほど知られていないこのメニュー、果たしてどんな味わいとなっているのか。敢えてネットでの事前検索を封印し、メニュー写真のみから得た「とりあえずチキンカツっぽいので間違いはない(はず)」というペラッペラの情報を心の拠り所に、お店にて実食してまいりました!

チキンカツ風かと思いきや……。濃厚バターとガーリックで異国の味に!

「チキンキエフ定食」750円(税込)。ご飯大盛り無料、小盛り50円引き

 食券をカウンターの店員さんに渡して待つこと数分。モニターに完成を告げる番号が表示され、メニューが乗ったお盆を受け取ります。ぱっと見はチキンカツというより大ぶりのコロッケで、お皿には付け合わせのキャベ千とレモンが添えられています。

 別添えになっていた赤いソースは「特製ガーリックトマトソース」。ころっとしたカットトマトと刻んだ玉ねぎが入っています。一口食べてみると、ケチャップ感はなく、トマトの酸味とガーリックの強い旨みが全面に来ます。これをチキンキエフにどろっとかけて、パクッといただきます。

柔らかジューシーなカツの中から濃厚なバターが溢れ出る

 柔らかい! 衣は薄めで、鶏の胸肉とは思えないほど柔らかくてジューシーな食感、続いてトマトソースの旨みが口の中に広がります。これはもう、食べる前にイメージしていた「チキンカツっぽい」とは違った意味で別物。ウクライナの人はこんなウマいものを食ってるのかよと、その美味しさに衝撃を受けてしまいました。

オンザライスにして食べても絶品

 チキンキエフは“バターを鶏の胸肉で巻いた”料理だと思い出し、改めて断面を見てみると、肉の間から汁が流れ出しています。なるほど。これがバターで、ジューシーさの元だったのか。改めて食べてみるとこのバターにもガーリックの強い旨みがあり、チキンキエフ単独でも充分に美味しい。トマトソースの味とぶつからず、味が濃くなるどころか一体となるため、その存在に気が付かずジューシーさだけを感じていたんですね。非常に回りくどい表現となりましたが、要は「すっげえ美味い!」の8文字です(笑)。 

 チキンキエフはいうまでもなく、トマトソースの味わいもご飯に対して違和感ゼロ。これならご飯大盛りでも余裕でイケたなと少々後悔しつつ、ペロッと完食しました。ごちそうさまでした!

一品では物足りないと感じる人には「ロースかつ&チキンキエフ定食」がオススメ

ロースかつとチキンキエフが1枚ずつのよくばり仕様「ロースかつ&チキンキエフ定食」810円(税込)もオススメ!

 ただでさえ揚げ物なのに、肉の間からバターとなれば相当に脂っこいのでは…と思われた方、30%ぐらい正解。薄衣ということもあって食べ進めていくうちにサクサクよりは若干しっとりにシフトしていくんですが、溶けたバターが鶏の肉汁と間違うほどさらっとしているので脂っこさが気になりません。添えられたキャベ千でお口すっきり、レモンをかければさらにすっきりと、揚げ物の“重さ”を感じずに食べられますのでご安心くださいませ。

 なお、チキンキエフは単品(1個250円/税込)でのオーダーが可能ですので、2個で物足りなく感じた際は迷わず追加をオススメします。また、チキンキエフと『松のや』自慢の「ロースかつ」が1枚ずつ乗った「ロースかつ&チキンキエフ定食」もオススメです。

 日本から遥か遠くにあるウクライナですが、この「チキンキエフ」をいただけばその距離がぐぐっと縮まること間違いなし。ぜひ最寄りの『松のや』『松乃家』で、ウクライナ伝統料理のナイスな味を堪能してみてください。

●DATA

松のや/松乃家 「チキンキエフ定食」

期間:2021年10月20日(水)※期間限定・なくなり次第終了
販売:全国の『松のや』『松乃家』(一部店舗・高速PA店舗を除く)
※テイクアウト対応(味噌汁は付きません)
https://www.matsuyafoods.co.jp/matsunoya/