NTT再編が本格化!NTTコミュニケーションズとNTTコムウェアがNTTからNTTドコモの子会社へ

日本経済新聞は24日、NTTドコモが年内をめどにNTTコミュニケーションズおよびNTTコムウェアを子会社化すると報道しています。10月25日(月)に発表すると伝えており、これを受け、NTTドコモでは同社が発表したものではないとしつつ、発表の準備が整い次第公表すると発表しています。

現在、両社は日本電信電話(以下、NTT)の子会社ですが、NTTドコモの子会社に切り替え、企業に対して携帯電話だけでなく、クラウドやセキュリティーなどのICT(情報通信技術)を含めて総合的に提供できるようにするとのことで、昨年末のNTTのNTTドコモ完全子会社化後に検討されてきたグループ内再編が本格化するとしています。


NTTグループとしてNTTコミュニケーションズは長距離固定通信や国際通信、仮想移動体通信事業者(MVNO)、NTTコムウェアはシステム開発を行っており、前述通りに現在はともにNTTの完全小会社ですが、新たにNTTドコモの子会社へ切り替わると報道されました。

NTTでは2020年末にNTTドコモを完全子会社化し、グループ再編を行うとしてきましたが、ライバルのKDDIやソフトバンクがともに1社で携帯電話から固定通信までをカバーしていることもあり、NTTコミュニケーションズとNTTコムウェアをNTTドコモの子会社とすることでこれらに対抗していくものと見られます。


NTTではグループ再編によって研究開発の強化や設備投資の効率化、法人事業を強める方針を掲げており、NTTコミュニケーションズとNTTコムウェアをNTTドコモの子会社とすることによって今後、3社間で重複事業の整理や新サービスの立ち上げを急ぐということです。

またNTTドコモでは携帯電話料金の値下げの影響が大きく、携帯電話事業への依存度を下げることが経営課題となっており、これまでも決済サービスなどの新領域の拡大を行ってきましたが、両社を子会社化することでデータを活用した中小企業向けの業務効率化などの提案営業を強化するとのこと。

記事執筆:memn0ck


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・NTTコム・コムウェア、ドコモの子会社に: 日本経済新聞
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