時折、身振り手振りを交えながら、記者の質問に答えるLiLiCo

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 9月中旬に報じられた伊集院光の“パワハラ騒動”は物議を醸した。

【写真】“中高年のアイドル”夫と仲睦まじい様子のLiLiCo

「TBSラジオの番組『伊集院光とらじおと』のアシスタントを務めていた女性アナウンサーを強く叱責し、降板に追い込んだといわれています。でも、“あれはパワハラといえるのか?”という疑問の声もあり、伊集院擁護派も多かったようです」(スポーツ紙記者)

 パワハラについての議論が持ち上がる中、新たな疑惑が浮上。『ノンストップ!』(フジテレビ系)にレギュラー出演するLiLiCoが、同番組のスタッフを怒鳴りつけているというのだ。

「フジテレビの楽屋は専用のカードキーを差すと、電気がつく仕組み。ある日、彼女の楽屋入りの際に、スタッフがカードを差し忘れていたんです。腹を立てた彼女は“私が入る前に準備しておいて!”とそのスタッフを叱りつけたんだとか」(テレビ局関係者)

 さらに番組内の料理コーナーでトラブルがあったとも。

LiLiCoさんはアレルギー体質で、食べ物には細心の注意を払っています。だからあるスタッフが“この食材は大丈夫ですか?”と聞いたら“何でダメなの? 何がダメなの? 意味わかんない!”とキレられていました。スタッフは気を遣ったのだと思いますが……」(同・テレビ局関係者)

 2012年の放送開始当初から『ノンストップ!』に出演しているLiLiCo。気心の知れたスタッフも多いのだが、

「ほかの番組についての不平不満を漏らすことがあるようです。本人としては愚痴を言っているだけなのかもしれませんが、“私たちも別の現場で同じようなことを言われているのでは……”と『ノンストップ!』のスタッフたちは戦々恐々としているみたいです」(別のテレビ局関係者)

LiLiCo本人にパワハラ疑惑を直撃

 事情を聞くため、9月下旬に彼女を直撃。パワハラについて尋ねると、驚きを隠せない様子で質問に答え始めた。

「まったく心当たりがありません……。楽屋入りのときに電気が消えていても何も思わないし、当然そのことを注意したこともありません」

 料理のトラブルについては、

「アレルギーで食べられないものはスタッフさんがあらかじめ抜いてくれています。私はいつも“自分でどかしますよ”って伝えているんですけど、ありがたいことにやってくれているんです」

 と、スタッフへの感謝すら述べた。

 また、他番組のスタッフの悪口についても、周囲を萎縮させる意図はないという。

「世間話の中で、ちょっとした不満や文句を言うことはありますが、それもダメなんでしょうか? 受け取る相手次第でパワハラになることはわかっていますが……」

 フジテレビに事実確認の問い合わせをすると、

「ご指摘のような事実はございません」

後日、LiLiCoから編集部に電話が

 とのこと。しかしその後、本人から編集部に直接電話があり、自身の発言や行動を振り返ってみたことを明かした。

「番組プロデューサーさんに電話して、もし私の気づかないところで誰かを萎縮させていたり、不快な思いをさせてしまっていたら謝りますって伝えたんです。でも寝耳に水だって言うんですよ」

 戸惑いながらも、反省の弁を口にする。

「私の声はとても強いので、ちょっとした会話でも圧迫感を感じるのかなとも思いました。でも、責め立てている気持ちはもちろんありません。もしスタッフの方を怖がらせてしまったのであれば、謝りたいと思ってます。『ノンストップ!』は、私らしさを出せる大切な場所なので、これからも番組に関わる方々を大切にしていきたいんです」

 “マネージャーの同行なく、1人で収録現場へ向かうことも影響しているのでは”と話すのは、芸能プロ関係者。

「通常、タレントは番組に対する要望やクレームはマネージャーを介して伝えるもの。でも、彼女にはマネージャーがついていないので、スタッフに直接伝えるわけです。タレントとスタッフという力関係の差や彼女の声質が、パワハラと受け取られてしまう原因かもしれないですね」

 わだかまりが解け、“ノンストレス”な収録現場になることを願うばかりだ。