AFX通信によると、FRB(米連邦準備制度理事会)は15日、5月の米鉱工業生産が前月比−0.1%となったと発表した。設備稼働率は81.7%。4月は生産が同+0.8%、稼働率が81.9%だった。

  5月の鉱工業生産は自動車と自動車部品の生産が−1.3%となり全体に響いた。経済全体の減速に伴い、数カ月内に生産も減速するとみるエコノミストが多い。

  一方、米労働省が同日発表した6月10日に終わる週の新規失業保険の申請件数は8000件減少し29万5000件となった。2週連続の減少で約4カ月ぶりの低水準。足元で改善している新規失業保険申請件数も、景気全般の動きを映し、数カ月のうちに徐々に悪化すると市場ではみられている。【了】