働き方が多様化している昨今でも、入社したばかりの会社を短期間で辞めるのは勇気のいるものだが、キャリコネニュースには「仕事を即行でやめた」との声が多く届いている。(文:中島雄太)

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「夏季休暇や慶弔休暇もありませんでした」

東京都の40代女性(経理)は、3カ月で退職した職場の経験談を語っている。

「公休が月6日のみでした。子どもの学校行事等で月の休みが6日を超えると正社員になれません。正社員でも休みが6日を超えるとパートに降格します。正月だけは3日休みがありますが、有給を使わされます。夏季休暇や慶弔休暇もありませんでした」

「年間休日は月6日、12ヶ月の72日。 正社員の中には、自分の配偶者や子どもが亡くなった時も有給を使った人がいた。慶弔休暇は会社の義務ではないにしても実際目の当たりにすると引く。面接の時に公休の話になると歯切れが悪かったのが入社して判明した。面接でもっと強気で突き詰めればよかったのですが、入社前から休みのことを掘り下げるのも印象悪いかと思って遠慮したのが災いしました。定時就業の前に毎朝30分清掃が課される。もちろん無給である。職場の掃除と敷地外の掃き掃除があり、他に鍵開け当番も有り更に早出を強要される」

また、女性は時代遅れなオフィス環境についても明かす。

「正社員として採用されたが入社時に私のデスクは無く、パソコンは何とWindows97(※編注 Windows98のことか)。2019年の秋の話である。しょっちゅうフリーズして仕事にならない。この職場ではスキャンやPDFは異世界の話だった」

さらに「荷物や貴重品はダンボールに入れ、共用のロッカーは幅30cm弱のサイズのものを10人くらいで使う」など、劣悪な環境だった。

貸し出された制服もひどかったといい、「昭和の時代に作ったような、元の色がわからないくらいに褪せた色の服。ボタンはホツれ、肩パッドは片方しかなかった」。制服があるのに更衣室がなく、「みな階段や廊下で着替えをした」という。

エアコンが古くて効きが悪く、真夏は室温32度にもなった。「帰宅すると下着が汗で塩の跡が毎日出来ていた」と振り返る。

耐え切れなくなった女性が試用期間で辞意を伝えると、「年末で求人も出せないので、暮れまで居てくれ」と引き留められ、元職場のブラック企業ぶりは、退職間際まで続いた。退職日には「今まで振込だった給与は、クリーニングした制服と引き換えに現金支給」と言われてしまう。

女性は「危うく給与未払い状態で年を越すところだった」と語るが、「クリーニング屋の店員さんに泣きついて何とか年内に仕上げてもらい、大晦日に給料を無事に確保できた」と安堵している。

「院長の奥さんが曲者で、不気味だった」

福島県の30代女性は、新卒で入社した個人経営のクリニックについて、「院長の奥さんがかなりの曲者でした」と語る。

「治療補助に入る時に、診察室には入らないで、ドアからじーっとこちらを見つめていて不気味でした」

女性は産休に入る先輩の代わりに採用されたが、その先輩からコソッと「貴方はまだ若いんだから、ここはやめた方がいい」と教えてもらい、わずか3日で退職を決意。

「3日間しか働いていないので、傷は浅かったと思います。あのまま頑張って続けていたらと思うと先輩に感謝しています」と続けた。

※アンケート概要
■実施期間
2020年11月21日〜
■回答数
 456 ※8月20日時点
(記事では、8月14日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HF78WM9H
■質問項目
・業種・職種を教えてください
・どれくらいの期間で辞めましたか?
・辞めた理由を具体的に教えてください
・実際、辞めてみてどうですか? 満足・不満、またその理由を教えてください

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。