XFN-ASIAによると、米国半導体工業会(SIA)は7日、2006年の世界の半導体売上高見通しについて、第3世代携帯電話(3G)を中心とした電子機器向け半導体の売り上げが予想以上に堅調に推移するとして、従来予想の前年比7.9%増の2450億ドルから、同9.8%増の2496億ドル(約28兆3050億円)に上方修正すると発表した。SIAによると、06年の携帯電話の世界販売は約10億台に上るとし、1台平均41ドルの半導体が搭載されていることを考慮すると、携帯電話部門はパソコンに次ぐ売り上げを記録している。

  また、SIAは、全地域で売上高の増加を見込み、特にアジア太平洋地域は、2009年には世界市場の49%を占めるとされ、最も成長している市場だとしている。【了】