客席を転がるファウルボールを追いかけた青年の悲しき“末路”が反響を呼んでいる(画像は米スポーツ専門局「NBCスポーツ」アスレチックス専門ツイッターより)

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座席に体をぶつけながら追走、執念を見せた青年に笑いと同情

 米大リーグで、客席を転がるファウルボールを懸命に追いかけた青年の悲しき“末路”が、笑いと同情と誘っている。米放送局が動画で紹介し、ネット上でひそかな反響を呼んでいる。

 16日(日本時間17日)のアスレチックス―インディアンス戦のこと。4回2死、アスレチックスのラウレアーノが放った打球はファウルに。ちょうど観客のいないエリアに落ちたボールは座席の足元を転がり、1段ずつ落ちていった。

 これを追いかけたのが、アスレチックスのユニホームを着た男性だ。座席の列の中央から身を挺して懸命に飛び越えていくが、ボールも合わせるように落ちていき、なかなか追いつかない。3段、4段、5段……。そして、ようやく追いついたと思った次の瞬間だ。

 前の座席にいた別の男性が楽々と拾い上げ、ボールをゲットされてしまった。体を座席にぶつけながらの懸命な追走も実らなかった男性は苦笑い。なんとも切なく、ユーモアあふれるシーンだった。

 米スポーツ専門局「NBCスポーツ」アスレチックス専門ツイッターは「ボールを手に入れるためだけに座席の上を進む」と泣き笑いの絵文字付きでレポート。米ファンからも笑いと同情の声が上がり、反響を呼んでいた。(THE ANSWER編集部)