16歳で妊娠と出産。女子高生でママでモデルの重川茉弥さんが当時を振り返って
16歳だった2020年のときに、第一子を妊娠した高校生モデルの重川茉弥さんこと“まやりん”。ご両親や周りのサポートを受けながら結婚して出産し、今は育児に奮闘しながら高校3年生となり、最後の学生生活を送っています。
重川茉弥さん
元々Abema TVの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。‐ハワイ編』で、夫である、まえだしゅんさんこと“しゅんくん”と出会った重川さん。番組で交際をスタートさせてから半年後に妊娠が発覚。今にいたります。
7月7日には、自身初のスタイルブック『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売。本書には17歳の一瞬残るあどけなさと、ママの姿がつまっています。
ESSE読者の皆さんのなかには、高校生のお子さんがいらっしゃる方もいるかもしれません。若さと勢いあふれる10代でママになる決断をした重川さんに、その覚悟や出産時のことについてお話を聞きました。
恋愛リアリティーショーで好きな人と出会い、そしてつき合うなかで予定していなかった妊娠が発覚した重川さん。当時の妊娠発表をニュースで見かけた人もいたかもしれません。
16歳と17歳が交際半年で授かり婚(年齢の関係で実際にはまだ未入籍)。センセーショナルな見出しが独り歩きし、当時重川さんには多くの批判の声が集まりました。ただ、批判の声のダメージよりも、当時は目の前のでき事にいっぱいいっぱいだったようです。
「妊娠は本当に自分も想定外でした。当時生理が来てないことを事務所の先輩に相談をしたら、検査することを進めてもらい妊娠が発覚しました。いちばん最初の気持ちは『どうしたらいいんだろう』ですね。学校も行っていましたし、仕事もしていました。なにをどうしたらいいのか、どうしたら周りに迷惑をかけないか、そればかり考えてパニックになりかけてしまい、まずはマネージャーさんに電話をしました」
先輩、マネージャー、そして3番目に夫であるまえださんに報告し、次に母親へと相談していった重川さん。当時まえださんも高校生ということで、かなり混乱したのかと思いきや、意外にも冷静に重川さんを受けとめてくれたといいます。
「しゅんくんは私の話を冷静に聞いていました。『そっか』って感じで取り乱したりもせず、『まやはどうしたいの?』ってスタンスで聞いてくれたので、私も一時的に落ち着けました。ただ答えはその電話ではもちろん出せなくて、2週間くらい迷いましたね。答えは『産みたい』です。覚悟したときは、もう周りが反対してもしゅんくんが逃げても、絶対この子を産もう! 一人でも育てていこう! って決意していました。その気持ちをママに泣きながら伝えて、そしてしゅんくんにも伝えました」
まえださんは元々「産むだろうな」という予想をしていたそうで、すでに次の話し合いの際には覚悟が決まっていたといいます。こうして2人だけでなく、両方の親を交えての結婚と出産へ向けた準備が進んでいきました。
当時重川さんは大阪、まえださんは千葉に住んでいる遠距離恋愛同士でした。妊娠が発覚したと同時に、まえださんは重川さんのご両親に「僕が大阪に引っ越します」と宣言。両親からもサポートしてもらいながら、“しゅんまや”の新生活と、本格的な出産準備が始まったといいます。
「当時はもう、状況が本当に日々変化していたので、楽しかったけどめちゃくちゃ大変でした。お仕事をできるだけしつつ、新生活も始めて出産の準備もしてって感じでした。いちばん大変だったのは妊娠を隠して過ごしたことですね。隠すこと自体大変だったし、ごく限られた人にしか報告していなかったので、体調が悪くても頼れなかったのがしんどかったです」
4月に新居に引っ越し、6月に入籍、そして7月に出産。バタバタの2020年を過ごしたお二人ですが、このとき、妊娠期だったこともありメンタルにもかなり影響があったといいます。
「4月に妊娠と結婚を発表したのですが、この発表で私たちを知った人から当時かなりの数のバッシングがありました。元から知っている人は祝福してくれたんですけどね。結果として祝福と批判が半々くらいで、最初は毎日来る批判DMとかも確認していたので、メンタルにもダメージがありました。でも出産も近づいていて、だんだん毎日確認する余裕もなくなっていき、見なくなりました。結局今では子どもを産んでメンタルも強くなったし、批判も私に届く範囲ではなくなりました」
妊娠発覚から結婚、そして出産。人生の中でもビッグイベントを10代で経験し、そのなかで自身もどんどん成長していったと感じる重川さん。覚悟をもって出産には望んだといいますが、自分のなかで変わったことを教えていただきました。
「1つは子どもに関してで、しゅんくんがどうとか周りの意見がどうとかじゃなく、『私の意志で生み育てることを決めた』ということを、自分のなかでもハッキリ決意したことです。出産後は生活も考え方も子どもが第一になったので、周りからは『落ち着いた』とか『考えが大人になった』とかは言われますね。あと、出産を経験して『この痛みを乗り越えられたなら、なにも怖くない!』と思えるようになったりもしました。いろんな意味で強くなってるなと。結婚生活については、決意というより共同生活の中で徐々に変わっていっている感じです。当たり前ですけど、普通の10代みたいにケンカしたら『別れる』とかは簡単に言わないとかですけどね(笑)」
モデルとして、ママとして生きる17歳の重川さんのライフスタイルを、最新刊の『とくべつないつも
』(扶桑社刊)でもたっぷり紹介しています。高校ラストイヤーである高校3年生の姿や、ママ1年生の姿などがつまったこちらも、ぜひチェックしてみてください。
<撮影/尾藤能暢 取材・文/おおしまりえ>
2004年生まれの17歳、高校3年生。大阪府出身。2019年にAbema TVの人気恋愛リアリティーショーに出演して話題に。16歳だった2020年に結婚し、出産。現在は1児の母として仕事や育児に奮闘。インスタグラムやTwitter、YouTubeなどでライフスタイルを発信し、ティーンのカリスマとして絶大的な影響力を持つ。著書『あの日、好きになって470日〜恋愛リアリティーショーのその後の話
』『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売中
高校生で1児のママ。重川茉弥さんが16歳での妊娠発覚を振り返って
重川茉弥さん
元々Abema TVの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。‐ハワイ編』で、夫である、まえだしゅんさんこと“しゅんくん”と出会った重川さん。番組で交際をスタートさせてから半年後に妊娠が発覚。今にいたります。
7月7日には、自身初のスタイルブック『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売。本書には17歳の一瞬残るあどけなさと、ママの姿がつまっています。
●16歳で妊娠発覚!そのとき混乱のなかで思ったこと
恋愛リアリティーショーで好きな人と出会い、そしてつき合うなかで予定していなかった妊娠が発覚した重川さん。当時の妊娠発表をニュースで見かけた人もいたかもしれません。
16歳と17歳が交際半年で授かり婚(年齢の関係で実際にはまだ未入籍)。センセーショナルな見出しが独り歩きし、当時重川さんには多くの批判の声が集まりました。ただ、批判の声のダメージよりも、当時は目の前のでき事にいっぱいいっぱいだったようです。
「妊娠は本当に自分も想定外でした。当時生理が来てないことを事務所の先輩に相談をしたら、検査することを進めてもらい妊娠が発覚しました。いちばん最初の気持ちは『どうしたらいいんだろう』ですね。学校も行っていましたし、仕事もしていました。なにをどうしたらいいのか、どうしたら周りに迷惑をかけないか、そればかり考えてパニックになりかけてしまい、まずはマネージャーさんに電話をしました」
先輩、マネージャー、そして3番目に夫であるまえださんに報告し、次に母親へと相談していった重川さん。当時まえださんも高校生ということで、かなり混乱したのかと思いきや、意外にも冷静に重川さんを受けとめてくれたといいます。
「しゅんくんは私の話を冷静に聞いていました。『そっか』って感じで取り乱したりもせず、『まやはどうしたいの?』ってスタンスで聞いてくれたので、私も一時的に落ち着けました。ただ答えはその電話ではもちろん出せなくて、2週間くらい迷いましたね。答えは『産みたい』です。覚悟したときは、もう周りが反対してもしゅんくんが逃げても、絶対この子を産もう! 一人でも育てていこう! って決意していました。その気持ちをママに泣きながら伝えて、そしてしゅんくんにも伝えました」
まえださんは元々「産むだろうな」という予想をしていたそうで、すでに次の話し合いの際には覚悟が決まっていたといいます。こうして2人だけでなく、両方の親を交えての結婚と出産へ向けた準備が進んでいきました。
●妊娠を隠しながらの新生活!いちばん大変だったのは?
当時重川さんは大阪、まえださんは千葉に住んでいる遠距離恋愛同士でした。妊娠が発覚したと同時に、まえださんは重川さんのご両親に「僕が大阪に引っ越します」と宣言。両親からもサポートしてもらいながら、“しゅんまや”の新生活と、本格的な出産準備が始まったといいます。
「当時はもう、状況が本当に日々変化していたので、楽しかったけどめちゃくちゃ大変でした。お仕事をできるだけしつつ、新生活も始めて出産の準備もしてって感じでした。いちばん大変だったのは妊娠を隠して過ごしたことですね。隠すこと自体大変だったし、ごく限られた人にしか報告していなかったので、体調が悪くても頼れなかったのがしんどかったです」
4月に新居に引っ越し、6月に入籍、そして7月に出産。バタバタの2020年を過ごしたお二人ですが、このとき、妊娠期だったこともありメンタルにもかなり影響があったといいます。
「4月に妊娠と結婚を発表したのですが、この発表で私たちを知った人から当時かなりの数のバッシングがありました。元から知っている人は祝福してくれたんですけどね。結果として祝福と批判が半々くらいで、最初は毎日来る批判DMとかも確認していたので、メンタルにもダメージがありました。でも出産も近づいていて、だんだん毎日確認する余裕もなくなっていき、見なくなりました。結局今では子どもを産んでメンタルも強くなったし、批判も私に届く範囲ではなくなりました」
妊娠発覚から結婚、そして出産。人生の中でもビッグイベントを10代で経験し、そのなかで自身もどんどん成長していったと感じる重川さん。覚悟をもって出産には望んだといいますが、自分のなかで変わったことを教えていただきました。
「1つは子どもに関してで、しゅんくんがどうとか周りの意見がどうとかじゃなく、『私の意志で生み育てることを決めた』ということを、自分のなかでもハッキリ決意したことです。出産後は生活も考え方も子どもが第一になったので、周りからは『落ち着いた』とか『考えが大人になった』とかは言われますね。あと、出産を経験して『この痛みを乗り越えられたなら、なにも怖くない!』と思えるようになったりもしました。いろんな意味で強くなってるなと。結婚生活については、決意というより共同生活の中で徐々に変わっていっている感じです。当たり前ですけど、普通の10代みたいにケンカしたら『別れる』とかは簡単に言わないとかですけどね(笑)」
モデルとして、ママとして生きる17歳の重川さんのライフスタイルを、最新刊の『とくべつないつも
』(扶桑社刊)でもたっぷり紹介しています。高校ラストイヤーである高校3年生の姿や、ママ1年生の姿などがつまったこちらも、ぜひチェックしてみてください。
<撮影/尾藤能暢 取材・文/おおしまりえ>
【重川茉弥さん】
2004年生まれの17歳、高校3年生。大阪府出身。2019年にAbema TVの人気恋愛リアリティーショーに出演して話題に。16歳だった2020年に結婚し、出産。現在は1児の母として仕事や育児に奮闘。インスタグラムやTwitter、YouTubeなどでライフスタイルを発信し、ティーンのカリスマとして絶大的な影響力を持つ。著書『あの日、好きになって470日〜恋愛リアリティーショーのその後の話
』『とくべつないつも
』(扶桑社刊)が発売中