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Uber Japanは、タクシー業界の「ダイナミック・プライシング」に関する記者勉強会を2021年6月1日に都内で開催した。勉強会では、ダイナミック・プライシングの導入の利点、仕組みの概要、期待される効果、海外での事例等について紹介した。

2021年2月22日には河野太郎規制改革相が国土交通省へ提起し、国土交通省は年内を目途に制度設計を進める考えを示していることもあり、タクシー業界では、料金へのダイナミック・プライシング導入が注目されている。



タクシー業界全体の1ヶ月あたりの運送収入は減少にあり、想定では前年の収入約1,218億円に対して、約3割の約365億円が減少すると見られている(業界全体の売上金額と、12月の減少率から推計)。

また、新型コロナによる悪化がなくても、1990年以降、タクシー業界は悪化の傾向にあり、なんらか大きな施策の導入が必要とみられている。



現状では政府の動きを見ると、タクシーの利用料金は20%アップ/10%割引の変動レンジで検討されるようだ。これは深夜割増が20%、障がい者割引が10%、という料金がひとつの目安となっていると指摘する。



実は、タクシーに限らず、電車やバス等、MaaS全体で検討が進められている「ダイナミック・プライシング」。同社と政府の動向には今後も注目していきたい。

(神崎 洋治)