新型コロナウイルスの栃木県内の1週間の感染状況をまとめました。

県内では4月29日から5月5日までの1週間で159人の感染が発表されました。

前の週から22人減ったものの、依然として高い水準で推移しています。

感染者の居住地別では、宇都宮が38人、次いで日光が20人、小山が18人となっています。

この1週間で県内では4件のクラスターが確認されています。

栃木市の個人宅でのホームパーティーで7人の感染が判明しているほか、那珂川町の中学校と日光市の小学校で、それぞれ5人と9人が陽性となっています。

従来のウイルスより感染力が強く、重症化リスクが高いとされる変異株について、県はこの1週間で48人の感染を公表しています。

5月2日には、1日あたりとしては最多の14人の確認を発表していて、県が行っている変異株のスクリーニング検査では2週連続で陽性率が4割を超えています。

県独自の警戒度は、上から3番目の「厳重警戒」を維持しています。

警戒度を判断する7つの指標のうち「病床使用率」が34.2%と、まん延防止等重点措置の範囲に入っていて、前の週から10%増えました。

大型連休が明け、今後の感染状況次第では医療提供体制がさらにひっ迫する可能性もあり、引き続き警戒が必要です。