4月17日、栃木県内の養豚場では初めて那須塩原市の2つの養豚場で確認された豚熱について、福田富一知事が26日、現地を視察しました。

福田知事は26日午後2時ごろ、防疫作業にあたる職員らが集合する施設を出発し、那須塩原市の渡辺美知太郎市長などと豚熱が発生した農場の1つを訪れました。

県によりますと電気ショックで豚を殺処分する現場や、処分した豚を埋却する場所などを確認したということです。

県の発表によりますと4月17日夜から24時間態勢で始まった全国最大規模、「3万7千頭」に及ぶ豚の殺処分は26日正午までに全体の52.4%、1万9,401頭分を終えました。

県職員や農業団体の関係者以外にも東京や沖縄といった全国各地から応援体制が組まれ延べ6,290人で作業に当たってきました。

作業は順調で5月上旬に殺処分を、中旬には埋却や消毒などの作業も終了する見込みです。

福田富一知事:「厳しい現場を目の当たりにした。今後も安全管理を徹底して行う」