信号機のない横断歩道での車の一時停止率が低い栃木県の停止率を上げようと、第3弾となるテレビコマーシャルの撮影が23日、宇都宮市内で行われました。

信号機のない横断歩道で歩行者を優先して車が一時停止をする割合を調べる調査で、栃木県は2018年に0・9%という低い数字で全国ワースト1位になりました。

これを受けて県警察本部と県交通安全協会では啓発CMを作っていて今回で第3弾となります。

子どもが持つ人形が画用紙に書いた横断歩道を渡ろうとしていると父親が持つ車が一時停止せずに走ろうとし、子どもに注意されてしまいます。

栃木県の順位は2019年29位まで上がったものの、2020年は36位に下がっています。

数字は14.2%に改善していますが、県警察本部としては100%を目指して啓発を続けていく方針です。

CMは5月下旬からとちぎテレビやケーブルテレビのほか街頭ビジョンなどでも放映されるということです。