県内で、12日の宇都宮市から始まった高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種について、それぞれの市町でワクチンが届き次第、速やかに接種ができるように準備が進められています。

足利市では13日、先行して始める高齢者施設でのワクチン接種を円滑に進めるための説明会が開かれました。

市の職員や医師、施設の担当者およそ50人が出席し、ワクチンの取り扱い方法や事務手続きなどについて確認しました。

足利市内には高齢者福祉施設が51施設あり、まずは、そのうち介護の必要性が比較的高い27施設、およそ1250人への接種を予定しています。

今月19日から接種を順次進め、来月21日までに2回の接種を完了させる計画です。

施設の担当者からは、接種後の副反応を心配する声がありましたが、健康状態を把握する嘱託医が接種を行い、そのまま施設にとどまって状況を確認するということです。

足利市内には65歳以上の高齢者がおよそ4万9千人いて、先行接種以外の一般の高齢者は5月の大型連休後に予約を始め、クーポン券を配布します。

そして、ワクチンが届き次第、早ければ来月中旬から集団接種の開始を目指します。