高校生の就職内定率 前年を下回る
栃木労働局によりますと、この春卒業した高校生の就職内定率は96.4%で、前の年の同じ時期に比べて1.8ポイント下回ったことが分かりました。
栃木労働局がまとめた2月末現在の就職内定率は、高校生が前の年の同じ時期を1.8%下回り、96.4%となりました。
主な要因として高校生の就職活動は例年9月16日から採用選考が始まりますが、今年度は新型コロナウイルスの影響で臨時休校の措置があったため、1ヵ月繰り下げて10月16日からのスタートになったことや雇用情勢が厳しくなることを予想して進学に切り替えた生徒もいたとみられるということです。
求人数はおよそ2割減っていて産業別では建設業以外の全てでマイナスとなりました。
特に、宿泊業・飲食業、生活関連サービス業などで大きく減少していて、求職者自体も12.4%減少しました
一方、大学の新卒者の内定率は86.8%で前の年の同じ時期を3.5ポイント下回り、短大の内定率は86.2%で6.0ポイント下回りました。
また、県内の2月の有効求人倍率は1.05倍で前の月を0.01ポイント下回りました。
緊急事態宣言の解除で仕事を求める人が増えたためとみられます。
しかし、宿泊業は求人が5割減、飲食業も45%の減少となっていて、苦境は続いてます。