阪神・矢野監督の決断に川藤氏が激怒「何でいきなり一軍やねん」 江越を高山と入れ替えたワケは? “9回打ち切り”の影響指摘も
元阪神で野球解説者の川藤幸三氏が、24日放送の『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)に生出演。番組内での発言がネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。
今回の番組では阪神・矢野燿大監督が23日、プロ6年目の27歳、高山俊の二軍降格を明かした話題について川藤氏がトークを展開。高山はオープン戦で「10試合・.118・0本・2打点・2安打」とほとんど結果を残せていないが、川藤氏は「佐藤(輝明)の影響で一番頑張ってきた」と、ドラ1ルーキーに刺激を受けて結果を出そうと頑張っていたと姿勢を評価した。
その中で川藤氏は、高山と入れ替えでプロ7年目・28歳の江越大賀の開幕一軍入りも明かしている矢野監督への不満を吐露。江越は春季キャンプから二軍暮らしが続きOP戦も未出場に終わった選手だが、川藤氏は「何の競争もないファームにおって、何でいきなり一軍やねん。(江越は)今まで何やっとったんや。腹立って腹立って(仕方がない)」と、ここまで競争の場に立っていない中での一軍昇格は納得いかないと苦言を呈していた。
>>阪神・高山の不振は金本前監督のせい? 掛布氏が転落の引き金を指摘、「打球方向別打率知らないのか」矛盾の指摘も<<
今回の放送を受け、ネット上には「江越はずっと二軍だったからこのタイミングでの一軍入りは確かに不思議」、「高山はキャンプ中実戦打率が4割超え(.429)だったから、開幕後の復調を信じてもよかったのではないか」、「一軍に居なかった江越に取って代わられた高山のモチベーションが心配」といった反応が多数寄せられている。
一方、「川藤さんは絶対江越の成績見ずに言ってるだろ」、「ファームの結果考えるとそこまで文句言うほどの昇格ではない」、「9回打ち切りも影響したんじゃないか、1点を争うゲームだと高山よりは江越の方が戦力になりそうな気がするし」といった否定的なコメントも複数見受けられた。
「川藤氏が昇格に不満を述べている江越ですが、19日に開幕した二軍ウエスタン・リーグでは3試合で『.273』とまずまずの打率を残している上、リーグトップの3盗塁もマーク。そのため、あくまで二軍での成績とはいえ、一軍で不振の高山との好不調の差は明らかだと考えているファンは多いようです。なお、矢野監督が江越の一軍昇格を明かした際に『足と守備はスペシャリストだから』と語ったことを考えると、22日に今季の導入が決定された9回打ち切りルールも決断に影響している可能性があります。同ルール下の試合では1点を守りきる、もぎ取るためにリリーフや代走・守備固めの重要度が増すことが想定されますので、矢野監督は江越を一軍に加え采配に幅を持たせたかったのでしょう。また、代打枠にしても原口文仁(OP戦打率.500)、陽川尚将(同.357)、板山祐太郎(同.333)と人材はそろっていますので、不調の高山を無理に一軍に置いておく必要はない状況ともいえますね」(野球ライター)
OBやファンの間でも意見が分かれている矢野監督の決断。26日から始まる今シーズンをどこまで左右することになるのだろうか。
文 / 柴田雅人
今回の番組では阪神・矢野燿大監督が23日、プロ6年目の27歳、高山俊の二軍降格を明かした話題について川藤氏がトークを展開。高山はオープン戦で「10試合・.118・0本・2打点・2安打」とほとんど結果を残せていないが、川藤氏は「佐藤(輝明)の影響で一番頑張ってきた」と、ドラ1ルーキーに刺激を受けて結果を出そうと頑張っていたと姿勢を評価した。
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今回の放送を受け、ネット上には「江越はずっと二軍だったからこのタイミングでの一軍入りは確かに不思議」、「高山はキャンプ中実戦打率が4割超え(.429)だったから、開幕後の復調を信じてもよかったのではないか」、「一軍に居なかった江越に取って代わられた高山のモチベーションが心配」といった反応が多数寄せられている。
一方、「川藤さんは絶対江越の成績見ずに言ってるだろ」、「ファームの結果考えるとそこまで文句言うほどの昇格ではない」、「9回打ち切りも影響したんじゃないか、1点を争うゲームだと高山よりは江越の方が戦力になりそうな気がするし」といった否定的なコメントも複数見受けられた。
「川藤氏が昇格に不満を述べている江越ですが、19日に開幕した二軍ウエスタン・リーグでは3試合で『.273』とまずまずの打率を残している上、リーグトップの3盗塁もマーク。そのため、あくまで二軍での成績とはいえ、一軍で不振の高山との好不調の差は明らかだと考えているファンは多いようです。なお、矢野監督が江越の一軍昇格を明かした際に『足と守備はスペシャリストだから』と語ったことを考えると、22日に今季の導入が決定された9回打ち切りルールも決断に影響している可能性があります。同ルール下の試合では1点を守りきる、もぎ取るためにリリーフや代走・守備固めの重要度が増すことが想定されますので、矢野監督は江越を一軍に加え采配に幅を持たせたかったのでしょう。また、代打枠にしても原口文仁(OP戦打率.500)、陽川尚将(同.357)、板山祐太郎(同.333)と人材はそろっていますので、不調の高山を無理に一軍に置いておく必要はない状況ともいえますね」(野球ライター)
OBやファンの間でも意見が分かれている矢野監督の決断。26日から始まる今シーズンをどこまで左右することになるのだろうか。
文 / 柴田雅人