May J.コロナ禍でも追い風の訳 おこもり生活で中華圏ファン増
2月末の昼、白色のタートルネックのニットに黒色のパンツとコート、厚底のブーツを履いたモノトーンコーデのMay J.(32)がスタッフと見られる女性1人と都内の高層ビル内のコンビニに来店した。店内ではスイーツコーナーを笑顔で眺めていた。
May J.といえば、2013年に、映画『アナと雪の女王』のエンドソング『Let It Go〜ありのままで〜』を歌って一躍人気になった。音楽関係者は言う。
「ブレイク後は、『カバーではなく、オリジナルソングでも認められたい』と試行錯誤していましたが、まだ“ありのままで”の歌姫のイメージを変えるまでには至っていません。
しかし、近年、彼女にまた、追い風が吹き始めているんです。それは、中華圏のファンの存在です。昨年からの“おこもり”生活の影響で、ディスニー映画や、YouTubeを見る機会が増え、絶大な歌唱力を持つMay J.さんに再度注目が集まったようです」
実際、今年2月には、彼女は東京・八芳園で行われた「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」で女性グッドシンガー賞を受賞している。
「このイベントは中国最大のソーシャルメディア・Weibo(ウェイボー)が毎年開催している『WEIBO NIGHT』の海外版です。Weiboで活躍する日本の著名人らを表彰するイベントで、日本では3回目の開催です。人気男性アイドルグループ賞ではSnow Man、人気女性アイドルグループ賞は乃木坂46、最優秀俳優賞は山崎賢人(26)など、豪華メンバーが選ばれています」(全国紙記者)
授賞式に登壇した彼女はライブパフォーマンスも行い、元旦にリリースした15周年記念ベストアルバム『May J. W BEST -Original & Covers-』から「ふたりのまほう」と、昨年4月に中国でも発売された中国語楽曲「愛不多言」を中国語で披露していた。
「May J.さんは昨春から本格的にWeiboへの投稿を始め、『愛不多言』のリリースとともに、Weiboのフォロワー数が着実に増加。現在、フォロワー数は約65万人となっています」(前出・音楽関係者)
イベント後にMay J.は、「中国で自身のコンサートができるように頑張りたいと思います」と語っていた。本誌が目撃したコンビニでも、スイーツを数分間、凝視するも結局買わずに、彼女の所属するレコード会社へと向かっていった。中国へ羽ばたくための打ち合わせだろうか。ライブステージに立つ彼女の夢を叶えるまで、スイーツ衝動買いは“我慢”なのかも!?