今回もスーパーファミコンの話をしたい。僕は初代ファミコンではなく、どちらかと言えばこのスーファミで育った世代だ。『FF』や『ドラクエ』、それから『クロノ・トリガー』など、遊んだカセットは枚挙に暇がない。

それこそ、子供の頃は宿題をする時間を削って。あるいは睡眠時間を大幅削減してでも、スーファミのソフトにのめり込んだものだ。今回は、そんな本ハードの隠れた名作についての話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

当時はスクウェアの作品がやっぱり凄かった

先日、5ちゃんねるに「スーパーファミコンの隠れた名作教えてくれや」というスレッドが立っていた。スレ主は「バハムートラグーンみたいな」と、名作RPGの一例を挙げてみんなの意見を求めている。

『バハムートラグーン』は僕もプレイしたことがある。今では割と色んなゲームで取り入れられている周回プレイも実装されていて、文字通り何度でも遊ぶことができた作品だ。スレッドには他にも名作を挙げる声が多いので、ちょっと紹介してみよう。

「ライブアライブ」
「天地創造」
「トレジャーハンターG」
「ルドラの秘宝」

と、このようにスクウェアに偏りすぎたけど、スーファミ全盛期って割とこの会社から出るゲームの黄金期でもあるので、これはしょうがないところか。『トレジャーハンターG』なんて僕も死ぬほどやった。

それだけ当時のスクウェアには素晴らしいゲームを輩出する力があった、ということだろう。今のスクエニは正直よく分からん(おっさんの意見)!

スレッドでは他に、「ヘラクレスの栄光3」「重装機兵ヴァルケン」ラジカル・ドリーマーズ」などの作品が上がっていた。

名作は多いけど、隠れ名作となるとすぐには思い浮かばない……

というか、スーファミには名作とされるゲームもかなり多い。ただ、「隠れ名作」ってなると、やっぱりタイトル的にB級のイメージがあるけど、実際遊んでみると面白かった……って感じのものになるんだろう。そうなると思い浮かぶ作品は少ない。

僕なんか『スーパードンキーコング』が大好きだったけど、アレは隠れ名作じゃなくてガチの大作だから除外されるわけだし。『FF』も『ドラクエ』もまた当然除外。やっぱりさっき挙がったような『ルドラ』とか『天地創造』とかが妥当なのかなぁ。どっちも面白いけど、そこまでメジャーではないし。

でも、本当の隠れ名作ってそもそもこういうスレッドに名前が挙がらないものなのかもしれない。だってそんなポンポン名前が出るタイトルって、普通に有名な作品ってことになるし。

ちなみに僕が思うに、スーファミの傑作ゲームはやっぱり、『新SD戦国伝 大将軍列伝』かな。前にも書いたけど、漢字の勉強にもなるし。あとジャケットが鬼のようにカッコいいから。