長引くマスク生活で口呼吸が増えたり、人と会話をする機会が少なくなったりすることで、表情筋は衰えがちに。とくに顔の下半分が、たるんでだらしなくなりがちです。

100円ショップ『ダイソー』に売られている、顔の下半分のトレーニングができる「フェイストレーナー」の使い心地と結果を、ライターの高木沙織さんがレポートしてくれました。



ダイソー「フェイストレーナー」で、顔の下半分をトレーニングしてみた



●毎日フェイスエクササイズ、のヨガインストラクターを疲れさせた「フェイストレーナー」



ここ数か月滅多に人と会うこともなく、会話といったら電話かオンラインが中心。それも1日30分程度でしょうか。
本当に表情筋を使っていなかった期間があり、ふと鏡を見たら顔に締まりがなくなり、なんだか老けた? と驚愕。

それからは顔ヨガやフェイスエクササイズなんかも毎日行うようにしているのですが、顔の下半身のたるみって頑固でしつこい。口角が下がってなかなか元に戻らないな、と悩んでいました。

そこで見つけたのが、ダイソーの「フェイストレーナー」です。


・「フェイストレーナー(レギュラー)」100円(税抜)


唇で挟み、口まわりを中心とした表情筋のトレーニングができるというアイテム。

「どうせ100円程度の効果でしょう?」、いえいえ、それが毎日フェイスエクササイズをしている私でも、3分間で疲れてくる、なかなかの強者だったんです。

●リップクリームを塗ってから始めましょう




バネが入っていて、両サイドからの圧力により伸び縮みします。試しに指で縮めてみたのですが、それほど力を使わない感じです。


唇で挟むときは、両端のアームの大きい方が口の中、小さい方が外に出るようにして挟みます。


ポイントは手でサポートしながらバネを縮め、片方ずつ口の中に入れること。
アーム部分をしっかりと引っかけたら、反対側も。

装着前にはリップクリームを塗っておくことをオススメします。
ただでさえ、乾燥から唇が切れたり口角のところが裂けたりしやすい時期。このアイテムでは唇も引き伸ばされるので保湿しておくことをお忘れなく。

●トレーニングの方法




「う」の口の形を作るように、“水平”に“ゆっくり”と縮めていきます。
戻すときは口の両端の筋肉に集中して、そこを動かすようなイメージでとのこと。

唇に挟んでやってみると、指で縮めたときとは大違い!
バネが一番縮むところまで口の形がすぼんだ状態にならない…、けれどなんどか繰り返すうちにコツがつかめてきます。口の動きだけではなくて、口のまわりの筋肉も使うそう。

戻すときも、ゆっくり・静かにとの注意書きどおりに行うとなかなかしんどく、まさにトレーニングをしている感じ。丁寧に行うと、1日2〜3分程度(私はまとめて1回で3分程度)は思いのほかハードで、口のまわりに適度な疲労感を得られました。この動き・表情筋の使い方は道具を使わないとできないな、とも。

●口角に効果を実感!



さっそく効果があらわれたのは口角です。キュッと上がって口もとが若返った感じ。心なしか唇の血色もよくなったような。これは使い始めて1〜2日めから実感できました。

1週間くらいたった頃からは、あごのラインがスッキリとしてきました。顔ヨガやフェイスエクササイズは顔の向きや角度などがあって“ながら”で行うのが難しかったりもするのですが、「フェイストレーナー」は口もとの筋肉が意識できていれば、家事をしたりテレビを観たりしながらでも行えるのが、続けやすいポイントかもしれません。

※店舗によっては取り扱いがないこともあります。

【高木沙織さん】



ヨガインストラクター・ライター。ボディメイクからリラックスまで幅広く体の悩みに対応。スーパーフードエキスパートの資格をもち、運動・食の面から多角的に美容と健康をサポートする。公式ブログは「Saori Takagi」